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「感じのいい人」に変わる話し方"超簡単"ひと工夫 「受信力」を高めて、会話の印象を劇的に上げる

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 11時0分

では、「感じの良さ」が生まれる「心地よいコミュニケーション」とは、具体的にどんなことなのでしょうか。

関係開始の会話は「質問から」が定石

コミュニケーションには大きく分けると「発信」と「受信」しかありません。

このようなコミュニケーションの話になると、「どう話すか」「どう魅力を知ってもらうか」の発信の部分にフォーカスされがちなように感じます。

一億総発信者時代になり、誰でも一晩にしてインフルエンサーになれてしまう時代です、発信の大切さはこれからもより勢いを増していくでしょう。

もちろん、ビジネスシーンにおいても、しっかり自分の考えや想いを発信していくことは大切ですが、「感じの良さ」については逆です。

「どう受信するか、その姿勢をどう相手に見せていくか」が、まず大切であると考えています。

これは私の直感や経験則だけではなく、コミュニケーションの重要な理論のひとつである「返報性の法則」というものに当てはめて考えています。

この理論を端的に説明すると、「他人から何かをもらうとお返ししたくなる心理作用が働くことであり、感情は伝播する(してしまう)」という理論です。

例えば、自分が悪意を持っていたり嫌悪感を持ったまま、無理にコミュニケーションをとってしまうと、相手に感情が伝播してしまい良好な関係性が築けないなどです。(敵意の返報性)

逆に言えば、自分がポジティブな興味や関心を持って他人と接すると、そのポジティブや感情が伝播し、良好な関係が築きやすいとも言われています。(好意の返報性)

では、自分からどう相手に興味があることを示す(=良い受信をする)のがよいのでしょうか。

良い受信には「質問」「観察」がセット

「自分からどう相手に興味があることを示し、相手のことを知るか」については、以下の方法があります。


それは「質問」と「観察」をセットで行うことです。このセットをうまく使いこなすことで「感じの良いコミュニケーション」は身につけることができます。

前述のとおり、いまは誰しもが発信をできる時代であり、発信することが推奨もされている流れがあります。

なので、まずは自分も話さなければと思いがちですが、まずは「質問」をしながら相手を知り、「自己開示」するほうが遥かに気持ちも楽ですし、良い関係を構築しやすいです。

まずは「自分から質問をすること」で、相手のことを詳しく引き出していきます。

そして、質問に対しての回答を「観察」していきます。

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