1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「感じのいい人」に変わる話し方"超簡単"ひと工夫 「受信力」を高めて、会話の印象を劇的に上げる

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 11時0分

どの質問に対して「熱量高く回答しているか」「どんな回答が多いか」などを観察していき、表層的な部分から価値観や経験を読み取って相手の傾向を探っていきます。

では、具体的にどのような質問をするとよいかというと、初めての人同士が関係開始をするシーンを思い浮かべてください。

例えば、ビジネスシーンであれば「現場への配属」「転職した初めての職場」「商談の場」「他部署との会議」「異業種交流会」「同期同士の初めての懇親会」、プライベートであれば「お見合い」「合コン」など数多く存在しています。

ここでは具体的な例として、ビジネスシーンにおける「新しく始まるプロジェクト」の担当になったコンサルタントの上司と部下が顔合わせ(キックオフ)するシーンで説明します。

まずはステップ1として、「事実情報への質問」から始まります。

具体的には、「配属されてどうか」などの事実を聞き出します。

次に、ステップ2として、その回答に対して「承認」しながら「自己開示」して相手に自分のことを知ってもらいます。

そして、ステップ3で「価値観に触れる質問」をしていきます。

気をつけていただきたいのは、一方的に質問し続けると面接みたいになってしまうので、自分も相手の自己開示レベルに合わせながら自己開示しつつ話を進めてください。

特に自分のほうが役職が上の場合は、より面接感が出てしまうので注意です。

良い関係を開始する3つのステップ

全体の会話の流れは、以下のようになります。

ステップ1:事実情報への質問 

上司「新しいプロジェクトの担当になったけどどうかな?」 

部下Aさん「未経験の領域も一部あるのでドキドキしていますが、楽しみです」

ステップ2:承認と自己開示

上司「そうだよね。僕も去年のAI領域のプロジェクトは正直ガチガチだったよ。わからないことはお互い様だからリラックスしていこう」

部下Aさん「ありがとうございます。もし困ったら早めに頼らせてもらいます」

ステップ3:価値観に触れる質問

上司「ちなみに、特に楽しみだと感じることは何かな?」

部下Aさん「新しいことを知ったり、できるようになるのが楽しみです」

このように3つのステップを行いながら、相手を「観察」しつつ関係開始をスムーズに行っていきます。

また、「観察」することとしては、価値観や「本音」と「建前」です。

ほとんどの人が、「嫌われない戦略」を無意識にとっていることから、相手が求めていそうなことを口にしていることがあります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください