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復活『おっさんずラブ』長く愛される3つの理由 社会現象になった"初代おっさんずラブ"の続編

東洋経済オンライン / 2024年1月19日 11時50分

世界中で社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』が5年ぶりに続編の放送をスタート(画像:『おっさんずラブ-リターンズ-』HPより)

きっと待望していたひとも多かったに違いない。新年早々、『おっさんずラブ-リターンズ-』(テレビ朝日系)がスタートした。社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』(テレビ朝日系、2018年放送)の続編である。

【写真で見る】田中圭、林遣都、吉田鋼太郎らが最集結した“奇跡の続投”

1月5日の初回放送後、SNSの反応なども上々だったようだ。なぜ、これほど長く愛されるのか? 3つの視点から迫ってみたい。

新しい盛り上がりかたを見せた作品

人気ドラマは数多くあるが、『おっさんずラブ』は、それまでになかった新しい盛り上がりかたを見せた作品だった。

繰り返すまでもなく、『おっさんずラブ』は男性同士の恋愛を明るいタッチで描いた作品。もともとは2016年に単発ドラマとして始まった。田中圭と吉田鋼太郎はここにも出演している。

田中と吉田が会社の部下と上司という関係で、役名も春田創一と黒澤武蔵。黒澤が春田にひそかに恋心を抱いているという設定も同じだった。そこに春田のことを好きな会社の後輩(落合モトキ)、春田とはなんでも言い合える女友だち(宮澤佐江)が絡んでくるところも似ている。

そして2018年、連続ドラマ版(シーズン1)が全7話でスタート。新たに会社の後輩・牧凌太役で林遣都が加わり、春田、牧、黒澤の三者間の恋愛模様が物語の軸となった。

深夜11時台の放送ということもあり、当初の注目度はそれほどではなかったと記憶する。だが最終回の世帯視聴率は初回からほぼ倍増。加えてSNSの反響はすさまじく、第6話と第7話ではTwitter(現・X)の世界のトレンドで連続1位を記録するなど、話題沸騰となった。

したがって放送終了後には、深刻なロスを訴えるファンも多かった。するとそれに応えて脚本の徳尾浩司が自身のTwitterアカウントで存在しない「第8話」の架空実況を始め、ファンも妄想実況を大量に書き込んでトレンド入りするという異例の事態となった。

また海外での反響が大きかったのも、このドラマの特徴だ。韓国、台湾、香港などアジア圏で配信され、際立った視聴数を記録した。さらに田中圭や林遣都の個人人気も過熱。過去に出版した写真集が売り上げ急上昇し、特集された雑誌が重版されるといった現象を巻き起こした。

2019年には劇場版も公開されてヒット。その後シーズン2として『おっさんずラブ-in the sky-』(2019年放送)が放送されたが、こちらは不動産会社から航空会社へと設定がガラッと変わった。またシーズン1のメイン3人のうち林遣都が出演しなかった。

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