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首位は半減「2035年人口減少率」関東市区町村350 都心から離れた小規模な自治体は減少率が大きい

東洋経済オンライン / 2024年1月21日 7時0分

「2035年人口減少率」関東市区町村350

日本の人口は今後どのような推移をたどるのか。本稿では関東1都6県の355市区町村を対象に、2035年の推計人口の“減少率”が2020年時に比べて大きい順にランキングを作成した(出所:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」2023年12月22日発表)。

【ランキングをすべて見る】「2035年人口減少率」関東市区町村350

→“減少数”でランキングした『6万人減も「2035年人口減少数」関東市区町村350』はこちら。

2020年から15年で人口半減の村も

首位は群馬県南牧村で2020年の総人口を100とした2035年の指数は51.4とほぼ半減が見込まれている。2位は群馬県神流町で同56.5。10位圏内に群馬県の町村が5つ入った。

上位は小規模な町村が多いが、千葉県銚子市は市の中で最上位の17位になった(指数は72.8)。関東と暖流がぶつかる銚子沖は全国屈指の好漁場で、農業においても大根とキャベツの産出額は全国トップクラスだが、人口減のスピードが速い。東洋経済が発表している「都市データパック2023年版」の住みよさランキングでは総合719位となっている。

→住みよさランキングの算出基準などの詳細は最終ページ

ランキング下位(人口の“増加率”が大きい)に目を向けると、東京都中央区の指数が117.1(355位/最下位)、東京都千代田区が同113.9(353位)、東京都港区が同113.0(351位)となった。

都心3区以外で増加率が大きいのは千葉県流山市で、指数は116.1(354位)。東京都心まで25キロ圏内に位置し、つくばエクスプレス開通以降はマンションや商業施設開発が活発化している。住みよさランキングでは総合90位となっている。

千葉県印西市も、指数は113.7(352位)と人口の増加率が大きい。千葉ニュータウンの中核を占め、企業のデータセンターが数多く立地。若いファミリー層を中心に人口流入が続いている。住みよさランキングでは総合22位となっている。

まずは1~50位

次は51~100位

次は101~148位

次は151~199位

次は204~250位

次は252~299位

最後に302~355位

「住みよさランキング2023」算出指標  
■ランキングの対象
2023年6月時点で、全国にある市と特別区(東京23区)が対象。特別区のうち、千代田区、中央区、港区の3区は対象から除外しており、812市区を対象としている。
■算出指標
「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」の4つの視点から、20のデータを用いて算出。
■算出方法
各指標について、平均値を50とする偏差値を算出。すべての指標の偏差値を平均したものを「総合評価」としている。偏差値は、特異数値による過度の影響を避けるため、各指標の最高を70、最低を30に調整しており、末尾に※を付した指標は、小→大の順に算出。また、財政力指数、人口当たり法人市民税は特別区を除外して算出している。

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