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「株価が高いから」と投資しなければ好機を逃す訳 大相場が始まってしまえば大底狙いは無理

東洋経済オンライン / 2024年1月22日 16時0分

逆に、遅行指数というのはバックミラーに映った景色だと思ってください。バックミラーに映るのは、もう通り過ぎてしまった景色です。横を通ったときは気づかなかったけれども、「ああ、そうか、あそこにマクドナルドがあったのか」とバックミラーを見て確認する。そんなイメージです。

一致指数については、もうおわかりでしょう。今、横にある景色ですね。車を運転するとき、前・横・後ろと四方八方すべてに目をやらなければなりません。どれも全部大事です。

でもあえていちばん大切なのは何か?と問われたら、「前を見ること」と答えるのではないでしょうか。景気動向指数もそれと同じです。先を読むのがいちばん大切なので、最重要視すべき指数は先行指数ということになるわけです。

なお、DIは日銀が四半期に一度発表している「全国企業短期経済観測調査」、略して「日銀短観」でよく使われています。特に、業況判断DIという企業の経営者が景気の現状や先行きをどう見ているかを示す指標は要注目です。業況判断DIは景況感が「よい」と答えた企業の割合から、「悪い」と答えた企業の割合を差し引いて算出します。プラスが景気拡大の目安、マイナスは景気減少の目安となります。

景気動向指数とあわせて日銀短観もチェックしておくといいでしょう。

渡部 清二:複眼経済塾 代表取締役塾長

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