1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

冷凍ブロッコリー「水っぽくならない」超ラク解凍 おいしさ半減「エッジランナウェイ現象」防ぐ技

東洋経済オンライン / 2024年1月23日 10時0分

冷凍ブロッコリーの人気の理由に、解凍するだけで食べられ、調理に手間がかからないこと、さらには野菜そのものの甘みやうまみがあり、複雑な調味が不要な点が挙げられます。

ほかの冷凍野菜、例えばごぼうやさといもなどは調理が必要ですが、ブロッコリーは解凍したらマヨネーズをつけるだけ、ドレッシングをかけるだけでおいしく食べられます。

また、お弁当需要が大きい野菜でもあります。最近は冷凍庫から出したら放ったらかしの自然解凍できる冷凍ブロッコリーが増えていて、凍ったままお弁当に入れられるので、さらに手軽になりました(自然解凍と書かれていない商品は必ず一度加熱してください)。

冷凍ブロッコリーに別の素材を足した商品も出てきました。2023年9月発売の「ささみブロッコリー」(ニチレイフーズ)は、食べやすい大きさにカットしたささみとブロッコリーをミックス。1袋でタンパク質が20g以上摂れ、健康感も高い商品として注目されています。

基本の解凍法〜電子レンジ〜

冷凍ブロッコリーは栄養価が高く使い勝手もいい食品ですが、解凍すると「水っぽい」「食感がない」などの声がよく聞かれます。

その原因は、ずばり加熱時間が長すぎることにあります。

冷凍ブロッコリーはすでに加熱してあるので、調理時に加熱しすぎると柔らかくなりすぎたり、ベチャッとしたりと、おいしさも逃げてしまうのです。余熱で解凍するくらいの気持ちで、軽い加熱がポイントです。

そうした問題をクリアできるのが、「水+電子レンジ」解凍です。

ブロッコリーは分厚い部分と細い部分が混在した食材で、電子レンジで加熱すると細い部分が集中して過剰に加熱されたり(いわゆる加熱ムラ)、場合によっては焦げたりすることがあります。これは「エッジランナウェイ現象」と呼ばれ、電子レンジのマイクロ波が細い部分へ集中する特性があるために発生する現象です。

この現象を防ぐポイントは

・少量で電子レンジにかけない
・水を加える
・ラップをかけて蒸すように加熱

です。

耐熱ボウルや深さのあるお皿に冷凍ブロッコリーを入れ(100g以上)、水を少量ふりかけてからラップをかけ、電子レンジにかけて蒸すように加熱します(目安は、冷凍ブロッコリー200gに対し、水大さじ2)。加熱後は水はしっかりと切ります。

加熱は少し冷たさが残る程度でとどめ、予熱で解凍するくらいのほうが食感やおいしさを残すことができますよ。加熱ムラができる場合は、加熱途中に一度、電子レンジから出してかき混ぜましょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください