1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「アッと驚く写真」には脳を活性化する効果がある 脳科学者が教える「脳が衰えない人」のプチ習慣

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 17時0分

写真を見るだけで脳細胞が活性化して、脳を元気にすることができる、こんな一見すると信じられないことが実現できたら素晴らしいことです。そこで、これを現実化するために、下記の特徴を持つ写真が注目されています。

とくに脳に効くタイプの写真

「写真を見ること」は脳にもっとも手軽に脳に大きな刺激を与える方法です。

なぜなら、五感のなかでも、視覚の情報量は最大で、大脳新皮質のうち約50%が視覚の処理に使われているからです。

ここでは、私が脳科学者としての知見をいかしてわかってきた、最も効果的に脳を活性化させる8タイプの写真の特徴をお伝えします。

8タイプの写真は、7つの脳力を活性化させる効果がありますので、どんな効果が得られるかもご紹介します。

◎予想外の写真

「おっ」と驚くような写真や、見たこともないような写真を見ると、集中力を高めるドーパミンが分泌されます。ドーパミンは幸せホルモンとも呼ばれ、幸福度を高める作用があり、それにともない意欲も高まります。

とくに鍛えられる脳力:集中力、判断力、意欲

◎リラックスしている人や動物の写真

リラックスしている人や動物の写真を見ると、心身の緊張がほぐれていきます。これは、他人の行動を見ると、自分もその行動をしているような感覚に陥る「ミラーニューロン・システム」というしくみが脳に備わっているためです。

とくに鍛えられる脳力:共感力、意欲

ストレスを軽減する効果も

◎自然の緑がある写真

自然の緑は脳が一時的な休息状態になるため、たとえ緑が嫌いな人でも、自然の緑を見るとわずか5〜7秒で集中力が高まります。2014年のアメリカの研究では、緑のある写真と都市の写真を見てもらったところ、18〜25歳の若い人で約8倍、64〜79歳の高齢者でも4〜5倍も集中力が高まることがわかっています。また、集中力を高める作用のほかに、ストレスを軽減する効果も複数報告されています。

とくに鍛えられる脳力:集中力、感情コントロール力

◎躍動感のある写真

躍動感のある写真を1.2〜1.5秒間ほど見るだけでも、脳の思考や価値判断を司る部位(眼窩前頭前皮質)を活性化させることができます。体の動きを司る一次運動野、二次運動野にも作用するため、行動のイメージがしやすくなり、考えたことを実行に移しやすくなります。

とくに鍛えられる脳力:集中力、実行力、判断力

◎ハラハラする写真

ハラハラするような写真を見ると、脳は危機感を感じて、闘争心を高めるアドレナリンと、逃走するか否かを適確に判断するノルアドレナリンというホルモンを分泌させます。この2つのホルモンが集中力や意欲を高めてくれます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください