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岸田首相が派閥解散で描く「楽観シナリオ」の中身 裏金問題の「すり替え」批判で退陣の可能性も

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 7時50分

政府は2024年度予算案を「最善の案」として提出しているため、予算が成立するまでは追加の経済対策など新たな対策は打ち出せない。このため3月末までは「野党に一方的に攻められる時期」となる。

派閥解散で再選の道が開けてくる?

岸田首相は、派閥解散などを掲げることで政権の勢いを取り戻し、国会審議を乗り切って、衆院解散・総選挙のタイミングをうかがい、選挙を勝ち抜けば9月の自民党総裁選での再選の道が開けてくるという楽観的なシナリオを描いている。

だが、国会は甘くない。野党の追及で岸田首相が立ち往生するときに、自民党内が結束して対応できるかどうか。派閥解散を一方的に打ち出した首相には自民党内でも不信が募っており、岸田氏が「見捨てられる」場面も予想される。

岸田首相の「すり替え作戦」は自民党内の派閥存続派、国民世論、そして国会に見透かされて通じなかった。予算成立と引き換えに首相退陣となれば、自民党内は一気に流動化。ポスト岸田をめぐる政変が動き出すだろう。

星 浩:政治ジャーナリスト

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