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婚活で「セクハラ」してしまう中年男性たちの特徴 娘ど同世代の女性を追いかける男性の心理

東洋経済オンライン / 2024年1月28日 16時0分

本人はセクハラをしている認識はないのかもしれませんが、お見合いやデートでのボディタッチなどはNGです(写真:buritora/PIXTA)

結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、最近目にした婚活で20代女性ばかりを狙ってセクハラをする50代男性の実態と彼らの考え方を分析します。

結婚が前提なのだから触って何が悪い

婚活でセクハラをする男性がいます。信じられないかもしれませんが、たまにある話なんです。例えばデートで行ったレストランで女性の隣に座って足をくっつけたり、膝や太ももを触ったりする、タクシー内でも足をくっつけて座ってしまう。

当社の女性会員とお見合いをした、他社会員のある男性は、インフルエンザとコロナが流行っているさなかに、1回目のデートで「マスク取って、お顔を見せて」と、自分の顔を近づけてしつこく迫り、女性からは「蛇男(へびお)」と呼ばれ、敬遠されていました。その女性いわく「蛇みたいにベタベタ、ネチネチと触ってきて気持ちが悪いんです」。

当然、女性から「婚活でセクハラをされた」と聞いたら、他社会員の男性に対してはお相手が所属する結婚相談所を通して厳重注意をしています。

「これはお見合いです。お相手の女性は恋人ではありません。セクハラは絶対にやめてください」と何度も厳しく注意してもらいますが一向に聞かず、「結婚を前提としているんだから触ってなぜ悪い」という言葉が返ってきたこともあります。セクハラをしているという認識がまるでないんですね。

こういう男性は、50代がほとんど。そして、自営業の人が多いようです。会社勤めであれば、セクハラに対してのリテラシーが高く、女性社員との適切な距離の取り方にも慣れていますが、自営業だとそのあたりの認識が不足しているのかもしれません。

また、たいてい20代半ばの時に一度結婚している方が多い。なまじ結婚歴があるために、婚活に対して妙な自信を持って女性と接しているのかもしれません。

おそらく、結婚観が初婚の時で止まっていて、自分が50代になっても感覚は20代半ばのまま。だから、20代半ばまでの若い女性を求めます。そして「仕事をやめて専業主婦になってほしい。子どもは2人か3人くらいほしい」と前時代的な結婚観を押し付けてくる。

自分の娘と同じ世代の女性を求める

仮に、50代男性が20代の女性と結婚して子どもが生まれたとして、子どもが成人するまで経済面も含めてきちんと面倒を見られるのでしょうか。例えば、30年後、まだ50代の専業主婦の妻を置いて先に死んでしまったら、妻のその後はどうなるのでしょうか。そういうことに思いが至らないのです。

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