「書くのが苦手」がなくなるChatGPT活用術3選 執筆・校正・要約からメール返信まで超楽々!
東洋経済オンライン / 2024年1月29日 7時50分
ビジネスにおいて文書作成は不可欠な業務だ。だが、文章の執筆や文書作成に苦手意識を持つ人も少なくない。そんなビジネスパーソンの強力な味方となるのがChatGPTだ。うまく使えば、書くことに頭を悩ますこともなくなり、かなりの労力と時間を削減することが可能になる。『生成AI時代の「超」仕事術大全』(東洋経済新報社)の著者の1人である佐々木三泰氏が、生成AIを使った文章術を解説する。
ChatGPTに記事を作成してもらう
生成AIの文章に関するコンテンツ生成能力には、「文章生成」「文章校正」「文章要約」がある。
まず本稿では「文章生成」から見ていくことにしよう。
たとえば読者の中には、社外向けの広報活動としてブログ記事を作成している方もいるだろう。そして、記事を毎回書いていると、だんだんとネタ切れになってくることがあるかもしれない。
そのようなときには、ChatGPTにブログ記事を代筆してもらうことができる。
まずは、ChatGPTにブログ記事のお題を与えよう。例えば、次のようなプロンプトで依頼するのだ。
「〇〇に関するブログ記事を書きたいです。400文字程度で記事を書いてください。」
すると、それなりの記事が提示される。
ところで、生成されたその記事が、当たり障りなく書けてはいるものの、依頼人の主張したいポイントが弱かったり、作風が異なる場合もあるだろう。
そんなときは、ChatGPTに対して自分のブログ記事を書く際の特徴(語尾、深掘りするポイント、論理展開の特徴など)について説明するとよい。できる限り詳しく、自身の特徴をChatGPTに教え込んでほしい。
例えばプロンプトは下記のように書くとよいだろう。
「わたしの記事の書き方は以下の通りです。以下の指示に従い、記事を書き直してください。
・語尾が「です、ます」調ではなく、「だ、である」と言い切り
・技術的な特徴を深掘りする
・メリットとリスクを併記する」
このように記載すれば、前述の記事を指示に従って書き直してもらえるはずだ。
ちなみに、指示内容を完璧に準備してからChatGPTに指示を出すのは、時間もかかり非効率だ。まずはやってもらいたいことをシンプルに入力し、ChatGPTからの回答を見て、随時追加の指示を出しながら文章を修正していくことをお勧めする。
誤字脱字や改善箇所を指摘してもらう
読者の中には、デスクワークで多くのビジネス文書を作成している方もいると思う。特にお客様とのやり取りに使う文面は、誤字・脱字、タイプミスに気を遣う。時間があるときはよいが、お客様に急ぎの文書提示を求められたり、忙しくてなかなか十分な時間を取れないことも多いのではないだろうか。
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