1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

この1年で「売れた・売れなくなった」商品トップ30 全国のスーパーやコンビニのデータから判明

東洋経済オンライン / 2024年1月31日 7時20分

7位の冷凍水産、12位の冷凍農産、24位の冷凍調理と冷凍食品全般が好調となった。冷凍食品は、冷凍庫に備蓄でき、必要な時に必要な量だけ使えるという簡便さが強みの食品である。

冷凍水産は、シーフードミックスを中心とする魚介類の冷凍食品で、生鮮の魚のように下処理をしなくても、炒め物や麺類などの料理にそのまま使用できるものだ。

冷凍農産では、2026年から約50年ぶりに指定野菜に追加される予定のブロッコリーが前年比121.8%と大きく伸長。2019年との比較では198.2%とおよそ2倍にまで市場が拡大した。栄養価もさることながら、生鮮のように下茹でやカットなどの手間がかからないことも人気の理由と見られる。

冷凍調理では、主食とおかずがセットになったワンプレートものがとりわけ好調で、前年比139.6%、2019年比では477.8%と5倍近くにまで増加した。1品で食事が完結する簡便さだけではなく、豊富な品数で食事のバランスのよいものから主食に揚げ物を組み合わせた食べ応えのあるものなど幅広いラインナップがあるため、人気となっているようだ。

2023年は、ポストコロナを象徴するように、コロナ禍で苦戦していた商品が伸びる一方で、コロナ禍に伸長していた商品の販売減も見られた。そうした中でも、食品・飲料では、健康への効果や簡便さを訴求する商品の好調が続いている。2024年も経済活動の回復傾向は続く見込みであり、生活者の消費動向も変化していくのだろう。

売上が伸びた商品ランキング

売上が落ちた商品ランキング

売上が伸びた食品・飲料ランキング

木地 利光:市場アナリスト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください