1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

京阪石山寺駅を紫一色に変えた「大河」への期待感 源氏物語ゆかりの地、石坂線の「小ターミナル」

東洋経済オンライン / 2024年2月1日 6時30分

大津市歴史博物館は「源氏物語と大津」と銘打った特集展示を開催。石山寺所蔵の源氏物語ゆかりの品などを紹介する。同博物館は園城寺(おんじょうじ)の北に隣接する。三井寺の名称で親しまれる園城寺は、西国三十三観音巡礼の第14番の札所で、紫式部の父、岸谷五朗さん演じる藤原為時が出家した寺でもある。石坂線の三井寺駅や大津市役所前駅から徒歩でアクセスできる。

「大河」で盛り上がる沿線

京阪は大津線1日乗り放題と石山寺入山券、大河ドラマ館入館券などをセットにした周遊チケットを2025年1月末まで販売。大河ドラマによる集客に期待を寄せる。

歴史ある寺社仏閣が沿線に多く点在する石坂線は、大河ドラマとは相性がよい路線の1つと言える。最近では、2020年の『麒麟(きりん)がくる』。北端の坂本比叡山口駅は、明智光秀が琵琶湖に面して築いた坂本城や、光秀一族の墓がある西教寺などの玄関口になる。

2022年の『鎌倉殿の13人』に関しては、京阪膳所駅の近くに木曽義仲の墓や巴御前をまつった巴塚がある義仲寺が建つ。境内に松尾芭蕉の墓があることでも知られる。

琵琶湖からの唯一の自然流出河川である瀬田川は、京都府に入ると宇治川と名前を変える。宇治もまた、源氏物語の主要な舞台の1つ。こちらには京阪宇治線が延びている。大河ドラマのストーリー展開は京阪沿線の観光需要に少なからず影響を与えそうだ。

橋村 季真:東洋経済 記者

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください