「3大ハッピーホルモン」が多い人がしている習慣 医師が教える「人に優しい人が受けるメリット」
東洋経済オンライン / 2024年2月2日 16時30分
人は誰でも、体調や機嫌がいいときのほうが優しくなれます。
不安を抱えたり、何かに追い詰められていると、優しい気持ちにはなれません。風邪を引いたり、寝不足が続いて体調がすぐれなかったりするときには、人の気持ちを想像する余裕など、どうやっても持てないものです。
「優しい人でありたい」と思うならば、体調を管理して、メンタルを安定させることが最初の一歩となりますが、人間には不思議なシステムが備わっていることも知っておく必要があります。
人に優しくすると、セロトニンやオキシトシン、ドーパミンといった脳内ホルモンと呼ばれる神経伝達物質が分泌されやすくなり、たくさんのいい影響が生まれることが医学的にわかっています。
もう少し正確にお伝えすると、「人に優しくしていると、神経伝達物質が分泌される」という説と、「神経伝達物質が分泌させるから、人は優しくなれる」という2つの説があり、現時点ではどちらが先なのかは明確になっていません。
どちらが先であっても、脳の中にいい流れを作っておけば、自分自身が幸せな気分になり、さまざまなメリットが享受できますから、人に優しくすることは、医学的にも好結果をもたらす……と考えていいと思います。
3大ハッピーホルモンの効果
3つの神経伝達物質の主な特徴は、次のようになります。
①「セロトニン」(通称:幸せホルモン)
・ポジティブで前向きな気持ちになる
・怒りや焦りなどのマイナスな感情を抑える
・メンタルを安定させて、幸福感が得やすくなる
②「オキシトシン」(通称・愛情ホルモン)
・ストレスの軽減
・脳の疲れを癒す
・気分を安定させる
③「ドーパミン」(通称:快楽ホルモン)
・多幸感を得られる
・意欲がアップする
・集中力が高まる
最近では、セロトニンとオキシトシン、ドーパミンを総称して「3大ハッピーホルモン」などと呼ばれて注目を集めています。人に優しくすることは、医学的に見ても、あなたの人生にいい影響をもたらしてくれるものなのです。
和田 秀樹:精神科医
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