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プレゼンに「流行りネタ」を入れるとスベる理由 ボケたがりな人が知っておくべき科学的知見

東洋経済オンライン / 2024年2月3日 8時0分

役割語は、私たちの日常でもいたるところで見られる。

・スキームを構築してステークホルダーのコンセンサスを得る
・利益分配構造を決め、各事業者からの承認手続きを進める
・この仕組みでみんなに納得してもらう

同じことを表現したとして、人によってかくも使う言葉は違ってくる。そして、その言葉を聞いた人々は、ああこの人はコンサルなんだなとか、お役所の人だなとか、辣腕のオーナー社長なんだなと、人物像をクリアにしていくのである。

だとすれば、皆さんが「ちょっと古い小ネタ」を使ったり、「若い人の流行り言葉を知っている」感を出したとすれば、それは何をもたらすだろうか。少なくとも、聞き手にとってあなたの人物像構築にプラスに寄与することはほとんどない。むしろ、せっかくのプレゼンも台無しになるくらい、深刻なダメージを与える可能性すらあることを、皆さんは理解できるのではないだろうか。

かくして、私はプレゼン中に流行りものの小ネタを挟むのを禁忌としている。プレゼンは、本筋の内容勝負。しょうもないところで、自らの評点を下げるような行為は、避けるようにされたい。

中川 功一:経営学者、やさしいビジネスラボ代表取締役

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