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難関資格の合格対策で失敗しない「唯一の方法」 休みを取らずに動き続ける人はごく一部

東洋経済オンライン / 2024年2月5日 18時30分

司法書士試験と公認会計士試験に働きながら2年連続で合格した人はとても珍しいかもしれません。ですが、私は特別な能力を持った人間ではありません。努力を継続する方法を確立できただけです。

合格できた秘訣は何かと考えると、「ペースを崩さなかったこと」がとても大きかったと感じています。

勉強していた約3年間に、スランプに陥って実力が伸びなかったり、疲れて勉強できなかったりする期間はほぼありませんでした。週に1日休むペースを最初から最後まで継続し、試験日まで走りきりました。

また、つらいと感じた時期もありません。働きながら通勤時間を中心にテキストを読み、帰宅までにほぼ勉強を終えていました。

私がペースを崩さずに勉強を続けられたのは、休みがあったからです。週に一度の休養を目指して、あるいは勉強中は30分ごとの小休憩を目指して、本気で頑張れたからでしょう。

楽しみがあれば苦しいときの支えになります。そこは絶対に動かさず、残りの時間にやるべきノルマを入れていくほうが、成功しやすいでしょう。

このように、勉強中の休みは重要ですが、それでも制限すべき部分はあります。

休みを取ると、当たり前ですが、詰めこんだ知識は抜けてしまいます。1日休んだくらいなら、忘れてしまったところをすぐに取り戻すことは可能です。ただ、何日も連続して休んでしまうと、抜ける部分も多くなってしまいます。そのため、連続して休みを取らないことが、順調に実力を伸ばすために大切です。

「挑戦中の旅行」は避ける

従って、連続して休まないとできないことは、挑戦を続ける間はあきらめたほうがよいでしょう。

試験の難易度にもよりますが、個人的には、税理士試験や司法書士試験など、専業受験者がそれなりの割合を占めるものについては、手を抜いて合格することは難しいと思います。

働きながら専業受験生に勝つには、ある程度の犠牲を受け入れなければなりません。

遠隔地への旅行など、日数がかかるものは、勉強中は我慢しましょう。あらかじめスケジュールを調整し、試験が終わった直後など、休んでもいいタイミングに、ご褒美として実施すると良いでしょう。

どうしても旅行に行きたい場合は、1泊半の旅行とし、土曜日の午後に出かけて、日曜の夜に帰宅するなど、勉強に大きく影響しないプランを立てることをおすすめします。

休みを増やすと知識が抜ける量が増え、結果的に受験期間も長くなってしまう可能性が高いので、人生が遠回りになってしまいます。

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