1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

難関資格の合格対策で失敗しない「唯一の方法」 休みを取らずに動き続ける人はごく一部

東洋経済オンライン / 2024年2月5日 18時30分

長い目で見れば受験期間は人生のほんの一部分ですから、少しだけ行動を制限し、勉強に打ちこんだほうがよいでしょう。

具体的な休みの過ごし方についても考えてみましょう。大切なのは、とにかく勉強から離れることです。せっかくテキストや問題集が手元になくても、頭のどこかに試験のことがちらつけば、なんとなく休むのに抵抗感が生まれます。

休むときは「完全に勉強から離れる」

休むことは長期的視野で見ると戦略的に必要だと理解し、リフレッシュを第一目的にするよう心がけましょう。頭の隅からも試験に関することはなるべく排除し、目いっぱい楽しむことが大切です。

そうしないと、せっかく休んでも、ストレスが解消できず、休み明けから全力で努力ができません。

また、せっかくの休日であっても、ノルマが終わっていなければ、どうしても罪悪感を覚えてしまいますし、そもそも順調に実力が伸びません。

休みはあくまでも努力の対価として得るべきであり、いたずらに休むことに意味はないことも忘れないようにしましょう。やるべきことをしっかり終わらせたうえで、回復に全力を尽くせる心理状況を作ることに努めましょう。

休日における時間の使い方にも注意が必要です。

資格試験への挑戦中であれば、当たり前ですが、最大の目的は合格することです。

受かるか、落ちるかは、その後の人生に取り返しのつかないほどの差を生むことがあります。

たとえば、税理士や司法書士など、士業の子に生まれ、試験に挑戦するものの結局合格できず、親が死んだときに路頭に迷うケースは珍しくありません。

そうすると、合格できなかったというシンプルな事実が、人生の最後までついて回ります。

そのような立場でなくても、真剣に挑戦して、最終的にあきらめてしまうと、悔しさやむなしさが胸のどこかに残ってしまうでしょう。

私が、公認会計士試験に挫折したときもそうでした。

休みの目的は「勉強を効率化する」ため

公認会計士になりたいという気持ちは消えていましたが、仕事で公認会計士に会うたびに、心のどこかに、「自分は試験に挫折した情けない人間だ」という感覚がありました。

それはなんとも言えないみじめな思いで、あのまま仕事を続けていたら、死ぬまでどこかで後悔する気持ちは消えなかったでしょう。

この本を読んでいる皆さんには、私のようなつらい思いをしてほしくありません。

資格試験の合否は、ほんのわずかなことで、天国と地獄に分かれます。

悔いを残さないためにも、挑戦している期間中は、優先順位を勉強に置くことを忘れないようにしましょう。

そのような観点に立つと、休みの主目的も、勉強を効率化するためのリフレッシュにあると理解できるはずです。

従って、翌日に疲れを残すような過ごし方は極力避けるようにし、回復に全力を注ぐことを意識すべきです。休養日であっても、早めに帰宅し、平日と変わらない睡眠時間を確保したほうがよいでしょう。

長くつらい受験生活においては、継続することを重視して行動を決めましょう。

心と体のメンテナンスはペースを一定に保つために必須です。戦略的に回復し、勉強を効率化するために、休みの過ごし方も勉強と同じくらい真剣に考えてみましょう。

アルファポリスビジネスの関連記事
勉強習慣が続かない人はやってみて。独学プロが教える「習慣化のコツ」
「勉強習慣がつくれない人」がわかってない、たった一つのコツ
通勤を「人生を変える勉強時間」に変える、7つのポイント

アルファポリスビジネス編集部

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください