36歳で離婚した女性の「進行中の恋愛」と"後悔" 平日はコールセンター勤務、週末はネイリスト
東洋経済オンライン / 2024年2月9日 12時20分
アラフォーというと仕事が波に乗ってきたり、育児に追われている人もいたりする世代だ。そんなアラフォー世代で離婚した人は離婚後、どのような暮らしを送っているのか、今回は好きな人ができたため離婚した女性に話を聞いた。
元夫とは冷めきった関係
待ち合わせの喫茶店に現れた岩倉春奈さん(37歳・仮名)は、色白で華奢な女性だった。普段はコールセンターで契約社員として働きつつ、休日はネイリストとして副業を行っている。その証しとして岩倉さんの爪は美しく彩られていた。
【写真】36歳で離婚し、少し後悔をしたという週末ネイリストの美しい手
「本当はネイルサロン1本でやっていきたく、離婚前は友人と共同経営していました。そのときはうまくいっていたのですが、1人でやり始めたらお客さんからいただく施術代から材料費を引いたら手元にほとんど残らないうえ、お客さんが来ない日もあって本業にするには厳しくて……」
岩倉さんは27歳のときに同い年の元夫と結婚し、36歳で離婚している。元夫とは冷めきった状態でほとんど口を聞いていなかった。出産できる年齢のカウントダウンが始まっていたので子どもが欲しいと思ったこともあったが、元夫とは何年も夜の営みがなく、何度か話し合いもしたがレスが解消されることはなかった。
「離婚の一番の原因は私に好きな人ができたことです。職場の11個も年下の男性で、私は興味がなかったのですが、向こうからグイグイ誘ってきて私も本気になってしまいました。それで、元夫と離婚してその年下男性とお付き合いを始めたのですが、向こうはまだ若いから余裕があって、でも私はこの年なので出産などの焦りもあり、だんだん価値観が合わないことがわかってきて。それと年齢の差でジェネレーションギャップがありました。冗談でおばさん扱いもしてきてたんですよね。結局10カ月ほどで別れてしまいました」
職場内で好きな人ができて離婚へ
また、職場恋愛をしていることで職場内でまたたく間に噂になり、特に別れた後は元彼と職場で顔を合わせることも気まずく、周りからの目も気になり本気で仕事を辞めたいとすら思ったこともあった。しかし現在は時間が解決して元彼との仲も修復され、友達のような関係になっている。
離婚して一番変わったことは経済的な面だという。結婚していた頃は元夫の収入に頼って生活していたが、一人暮らしをするとなると今までの自分の収入だけでは暮らしていけず、コールセンターの仕事を週4から週5に増やし、残業も始めた。収入のために6連勤や7連勤することもあり、正直体力的にキツいという。
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