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「パワハラ禁止のはずが…」"陰湿な職場"急増の訳 「ゆるい職場」が「危険な職場」に変貌する衝撃

東洋経済オンライン / 2024年2月9日 6時55分

私もさすがに会社全てが「陰湿」になっている状況は見たことがありません。

ただ、この特徴を持っている上司のチームだけは「陰湿な職場」になっているところを何度も拝見しています。

さて、もう少し深掘りしたいのが、このような歪んだ上司が管理職になると「陰湿な職場」には、どのような問題が生じるのでしょうか。

歪んだ上司と「誰も幸せではない職場」

結論からお伝えすると「誰も幸せではない職場」へと変貌を遂げます。

部下は上司の顔色をうかがいながら働くようになります。

その歪んだルールや歪んだ態度に合わせて変化をしていきます。

例えば、どのような問題が起こるかというと、

・上司に通すためだけの資料ができる
・聞けない空気、教える人がおらずノウハウが属人化する


・離職だけでなく、メンタル不全者が定期的に出る

などの事象が多発します。

このように歪んだ上司に合わせて部下が対応しているにもかかわらず、自分自身も不満を抱えているため上司も満足していません。

つまり、誰も幸せではない職場が出来上がってしまいます。

では、自分が「陰湿」で歪んだ職場を作り出さないために、どうしたらいいでしょうか。

上司が持つべき重要な心構えを1つ紹介します。

「陰湿な職場」にしない心構え

「陰湿な職場」では、当然ながら部下の失敗に対して「ネチネチ」と責め立てモチベーションを削り取る行動がうかがえます。

そうではなく、「部下の失敗」こそ、部下をファンにさせる絶好の機会であることを理解する必要があります。 

失敗したときに責めたところで、相手を思考停止させ、より傷つけるだけです。

失敗の原因ばかりを責め立てるのではなく、改善策を共に考えることが重要です。

「困っているとき」「弱っているとき」だからこそ、部下のほうもあなたの行動をより見ています。

誰も「嫌われたい人」はいません。

このような一つひとつの行動の変化が、陰湿な職場へ転換させることを食い止め、あなたの信頼を増していくのです。

まとめ
「部下の失敗」こそファンにさせる絶好の機会である
・失敗したときに必要以上に責めない→相手の思考を停止させてしまう
・改善策を共に考える
・「困っているとき」だからこそ、部下はあなたの行動を見ている

中北 朋宏:俺 代表取締役社長

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