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名門女子校校長の「品格ある生き方」のための教え ニュースキャスター国谷裕子さんこそがお手本

東洋経済オンライン / 2024年2月11日 15時0分

どんなに見た目をきれいに着飾っていても、品格がなければ台無しとなってしまいます(写真:sasaki106/PIXTA)

人によい印象を与えられると人生は180度変わります。どんなによい見た目でも品格がなければ、その人の残念な部分が際立ってしまうでしょう。

では、どうしたら品格を身につけられるのでしょうか。名門女子校、ノートルダム清心中・高等学校校長の神垣しおりさんに、今からでも遅くない、品格の身につけ方をその定義とともにご紹介いただきました(神垣さんの著書『逃げられる人になりなさい』を一部抜粋し、お届けします)。

相手を思いやることが「品格」

皆さんは品格とは、なんだと思われますか。立ち居振る舞い、言葉遣いがきれいである。育ちがよい人がもっているもの。いろいろなお考えがあるかと思います。

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私は、筋の一本通った生き方から醸し出される雰囲気。その人の人生の奥深いところからにじみ出る優雅さや風格。

そのようなものを品格ととらえています。

もう少し詳しく申し上げるとしたら、相手を思い、大切にする気持ち。内側からにじみ出る気品や美意識。凛として落ち着いた物腰やお互いを気持ちよくさせる所作。そして、優しく自分と他者をつなぐことのできるコミュニケーション力。

そんな特徴が浮かんできます。

どれも、一朝一夕で身につけられるものではありません。ですが、すぐにはかなわないまでも、品格ある生き方をひとつの目標として生きていけたらと考えています。

私がその指針としているのが、「心を清くし 愛の人であれ」という言葉です。これはノートルダム清心学園の校訓で、中高生時代からくり返し触れてきました。

考えてみると、「心を清く」することも、「愛の人」であることも、実際にはなかなかむずかしいことです。またその意味も奥深く、学生の頃からずっと自分に問い続けています。

学校では、「心を清くし」とは、物事の本質を見極めること。無垢の白さを求めるのではなく、深みのある色を求めることだと教えられました。

まっさらでなにも知らない状態だけが「清い」のではなく、物事を深く見て極めていけば、そこに清らかな本質が見えてくるのだと説かれました。

一見ダークグレーのように見える混沌とした状況であっても、美しく澄み切った深いブルーに変えられる。そう信じて、自分なりの志を持って進んでいく。

この言葉は、そのような生き方を示しているのではと考えます。これも、一生をかけて取り組んでいくことです。

あなた自身は、どんな生き方をしたいでしょうか。

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