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「会議が煮詰まる」は良いこと?それとも悪いこと? ビジネスマンなら知っておきたい正しい日本語

東洋経済オンライン / 2024年2月11日 11時0分

ちょっとした「言い間違い」が命取り。社会人としての「常識」として、一般的な日本語の意味合いをおさえておきましょう(写真:マハロ/PIXTA)

ちょっとした言い間違いは誰にでもあるもの。とはいえ「ビジネスシーンでは、言葉を知らないことで、教養のない人とみなされてしまう事態に及びかねない」と、明治大学教授の齋藤孝氏は警鐘を鳴らします。

職場で「残念な人」にならないためにも、今すぐ身につけておきたい真の教養について、齋藤氏の新著『二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば』より一部抜粋しながら、ご紹介します。

ちょっとした「言い間違い」が命取りに

テレビ番組のコメンテーターなどをしておりますと、いわゆる「正しい日本語」について説明を求められる場面が多くあります。そこで頭を抱えるのが、間違った言葉を使っている人がすでに“過半数”を占めている場合です。

【図で見る】「敷居が高い」の本当の意味は?

言葉とは、あたかも生物の進化のごとく、時代に合ったものが生き残り、そうでないものは次第に使われなくなっていきます。かつては「間違い」とされていた言葉が、あまりに多くの人が誤って使うことで、正式に辞書で扱われるようになることも少なくありません。これも、言葉の生命力ゆえでしょう。

一方で、特に社会人と呼ばれる年代の人が、ビジネスシーンなどで驚くような言葉の間違いをした場合、その人の知性を疑われてしまうこともあります。それは、多くの人が「社会人なら、日本語は当たり前にできるもの」→「当たり前ができない人」→「この人は、常識がない」と考えるためです。

したがって、いくら言葉は変わりゆくものだとしても、社会人としての「常識」として、一般的な日本語の意味合いをおさえておく必要が生じます。

ところが、日本語やその誤用に関する書籍は数多あれど、「しっかり目を通したのに……どっちが間違いなんだっけ?」と知識が記憶に残らず、結果として振り出しに戻ってしまった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

実は人間には、ただ一覧表を眺めるだけではなかなか頭に入ってこない知識でも、「へえ、なるほど!」「これは面白い語だ!」など、“感情が動くと覚えやすい”傾向があります。

そこで、覚えた言葉を“二度と間違えない”テクニックとして挙げられるのが、イラストを通じた視覚からの記憶へのアプローチ、加えて、その言葉にまつわる失敗談や笑い話などのエピソード(物語)を通じて、感情に訴えかけるといった手法です。

こうしたテクニックを存分に使って、あらためて、ビジネスマンとして必ず覚えておきたい「大人の教養」として、間違えやすい日本語をチェックしていきましょう。

職場で間違えたくない「煮詰まる」

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