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要領が悪い人は正しい「手抜き」の仕方を知らない 業務過多とストレスによって潰れないための方法

東洋経済オンライン / 2024年2月13日 7時20分

他の人がやっているいい方法があれば、どんどん参考にさせてもらいましょう。たとえそれが年上でも、はるかに年下でも、自分の知らないやり方を知っている人からはどんどん新しい方法を吸収させてもらいましょう。
ゆるい生き方ができる人は、いい意味で要領のいい生き方ができる人です。世間からズルいと言われようとも、他人のやり方を真似ていると言われようとも、自分でいい方法を見つけて上手に手が抜ける人です。

いくらゆるく生きる、ゆるい仕事のやり方をすると言っても、完全隠居でもしない限り、それなりの結果を出さなくては話にならないのです。

スポーツの世界などその最たるものでしょう。どれだけ頑張ってコツコツ練習をしようとも、どのような結果を出したかがすべてです。だからこそ、より効率のいいやり方があるかもしれないとなれば、きっと即座に試してみるのでしょう。

自分がストレスを感じず、体にも負担をかけず、いい結果が出る可能性があるわけですから、手抜きと言われようが気にすることなどありません。
若い頃はひたすら頑張ることで乗り切ってきた人も、人一倍の努力で成果を上げてきた人も、年をとってそんなことをすれば心身に負担がかかるだけです。これからの人生がうまく回るために、いい手抜き法を身につけましょう。

仕事ができる人はうまい方法を知っている

私の知り合いで官僚時代に驚異的に仕事ができて、出世コースのトップを走っていた人がいます。その人に仕事の秘訣を聞いたところ、「和田さん、簡単ですよ」と言うのです。

上司から与えられた仕事をすべてやっていたら、いつまでたっても終わらない。毎日夜中まで仕事をしても終わらない量だそうです。ではどうするかというと、彼のやり方はまず2つ。

ひとつは、見込みのある上司から頼まれた仕事は一生懸命やるということです。一方で、おそらく出世しないと思う上司から頼まれた仕事は、できるだけやらない。

見込みのある上司の仕事を手早くこなして成果を見せると、「さすがだね」と褒められて、その次もその人から仕事が回ってくるのだそうです。
一方、見込みのない上司から頼まれた仕事は、基本、手をつけない。「あの仕事はどうなってる」と聞かれたら、「いや、こんな仕事ができるなんて皆さん優秀なんですね。とても私の手には負えませんでした」と答える。すると、仕方のないやつだということになって、その仕事はさっと他の人のところに回るのだそうです。

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