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要領が悪い人は正しい「手抜き」の仕方を知らない 業務過多とストレスによって潰れないための方法

東洋経済オンライン / 2024年2月13日 7時20分

そしてもうひとつは、自分の得意な仕事に一生懸命取り組み、苦手な仕事は放っておくことです。すると、苦手な仕事は回ってこなくなって、得意な仕事ばかり回ってくるので「できる人」という評価を得られるというのです。

すべてに100%の力を注いでいると潰れる

このような話を聞くと「それはズルい」と言う人が必ず現れるでしょう。ところが、そんな要領の悪い人たちはといえば、大して出世しそうもない上司のもとで、その人が手放した仕事の残務処理に一生懸命になったり、苦手な仕事と毎晩遅くまで格闘したりした挙げ句、体を壊してしまったりするわけです。

「2人の上司から頼まれた仕事を、片方だけ真面目にやって、もう一方は手を抜くなど許されないことだ」と思うようなタイプの人は、どうか考え直してみてください。

そもそも複数の上司が、部下の状況を把握した上でできるだけの仕事を振っているというわけでもないでしょう。与えられたことはきちんとやらなければならないという姿勢は一見美徳に思えますが、そもそもそれがオーバーワークだとわかるのも自分だけです。

会社にしても役所にしても、組織は全員で仕事を回してゆくところです。だから、得意なところ、おいしいところから自分の仕事にしてゆけばいいものなのです。

仕事にしても何にしても、すべてに100%の力を注いでいては潰れてしまいます。自分を苦しめることもなく、効率よくいい結果を出すことができるのは、うまい具合に手を抜けるゆるい人なのです。

和田 秀樹:精神科医

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