1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「デュアルSIM」で2つの携帯番号を使い分ける術 1つのスマホで「LINEの2アカウント運用」が可能

東洋経済オンライン / 2024年2月14日 11時50分

この組み合わせを柔軟にできるのが、「デュアルeSIM」に対応した端末。デュアルeSIMのスマホは、SIMカードとeSIMだけでなく、eSIMとeSIMの組み合わせでもデュアルSIMになる。現状、このデュアルeSIMに対応しているのは、Pixel 7以降のPixelと、楽天モバイルの専用モデルである「Rakuten Hand 5G」のみ。選択肢は非常に限定されているが、AndroidでデュアルSIMをフル活用したい際にはこうした端末を選択するようにしたい。

電話番号ごとに鳴らし分けられる着信音

2つの電話番号を使い分けることができるのも、デュアルSIMの魅力だ。仕事用とプライベート用の電話番号を別にして公私をきっちり分けたり、店舗の会員登録やアンケート等に答える際に登録する電話番号を別のものにしておいたり、SMS認証が必要なサービスのアカウントを2つ作ったりと、さまざまな用途に活用できる。こうした用途で利用する際に便利なのが、回線ごとに着信音を鳴らし分ける設定だ。

Androidスマホの中には、このような機能に対応している機種と、対応していない機種がある。例えば「Galaxy Z Fold5」の場合、「設定」の「サウンドとバイブ」で「着信音」や「通知音」を選択すると、回線ごとに音を設定することができる。メイン回線とサブ回線を別々の着信音にしておけば、音を聞くだけでどちらに電話がかかってきたかがわかるというわけだ。どちらの回線への着信かは画面にも表示されるが、異なる音にしていたほうが直感的に判断しやすいだろう。XperiaやOPPOのRenoシリーズなど、幅広い端末がこうした機能を備えている。

一方で、Pixelシリーズは、残念ながら着信音の鳴らし分けには対応していない。シャープのAQUOSシリーズも、同様の設定には非対応だ。Androidスマホの中では、比較的メーカーの独自カスタマイズが少ない端末は、このような機能を備えていないケースがある。そのまま使うと少々不便なため、このようなときにはアプリを使って着信音を鳴らし分けられるよう、カスタマイズするといいだろう。

今回は、Google Playストアでダウンロードできる「DualSimRinger」というアプリを利用した(アプリ内課金で110円)。このアプリを常駐させておくと、SIMごとに電話の着信音を鳴らし分けることが可能になる。回線ごとの音量も設定できるため、メイン回線の着信音は普通に鳴らし、2回線目は無音にしておくといった用途にも使える。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください