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「年収倍増も」日本を見限る日本人はどこへ行く? 円安定着のこれからは海外のほうが稼ぎやすい

東洋経済オンライン / 2024年2月14日 11時0分

WORLD POSTにおける求人応募数の人気上位職種は、①すし職人/和食調理師、②カスタマーサポート、③飲食店マネージャーの順で、中でもすし職人や和食調理師は大人気だとか。

ホテルのゲストリレーションや現地のツアーガイド、ウェディングコーディネーターなどは、日本人観光客数が落ち込んでいるためなのか、求人案件が減っているという。

就労先の人気上位5カ国は、①アメリカ(特にハワイ)、②オーストラリア、③シンガポール、④ニュージーランド、⑤ドイツとなっている。

高賃金や労働環境のよさを求めて日本に見切りをつけて海外に渡っていく現役世代が増えている一方で、老後を海外で暮らす富裕シニア層の海外移住もすっかり定着。気候が温暖、治安がいい、景観がいいなどの理由からマレーシア、タイ、フィリピン、ハワイなどが人気になっている。節税目的の富裕層も増えているといわれている。

GDPが世界4位に転落する見通しの日本経済。海外との賃金格差、労働環境格差が大きく改善する展望は見えてこない。それだけに「縮みゆく国・ニッポン」から脱出する動きは、今後ますます加速していきそうだ。

山田 稔:ジャーナリスト

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