1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

審査員から見た「SAグルメコンテスト」の裏側 西イチグルメ九州地区大会で見た凄腕メニュー

東洋経済オンライン / 2024年2月14日 11時30分

審査のほうは、すべてのメニューの実食後に結果が集計され、最終的な点数が審査員の前に提示。異論がないことを確認ののち、閉会式で結果が発表された。自分がつけた点数と、全体の順位がほぼ同じだったことに胸をなでおろしたのは、ここだけの話である。

なお、各メニューは、見た目なども審査対象のため、完全なフルサイズで提供される。当然限られた時間で全部は完食できず、かなりの量を残すことになる。一度手を付けているので、他の人が食べることもできない。

審査の後、フードロスが気になると主催者に伝えたところ、「次回以降は展示用メニューを審査員の皆様で分けて実食審査いただくなど、フードロスが少なくなるよう改善に努めてまいります」との返答を得た。

コンテストだからといって、食べ物を無駄にすることは許されない。こうした方向に進めばと思う。

グランプリ/準グランプリ料理は3月の本選へ

グランプリは、(8)「天然穴子のフライと天然真鯛の茶漬け丼」、準グランプリは(5)「とろっカツ元気丼」に決定した。

(8)の茶漬け丼は、SAからほど近い玄海の天然素材を前面に出し穴子をフライにして丼からはみ出させるなど、ご当地感や見た目のインパクトが高得点で、もちろん味も素晴らしかった。

(5)のとろっカツ元気丼は、黒い大ぶりの器に緑のバリエーションが映えていて、カツにかかっているとろろも緑色がかっている。聞けば、地元の八女茶をいれているそうで、そうした細かいこだわりも高評価につながった。

この2つの丼は、九州地区大会の代表として、3月に大阪で開かれる本選大会で関西地区の2メニュー、中国地区の2メニュー、四国地区の1メニュー、そして全メニューの中から利用者の投票がもっとも多かったメニューの計8メニューとともに、さらに料理の専門家から審査を受ける。

そして、「西イチグルメ」のグランプリ/準グランプリが決定するのだ。

なお、本選大会の審査員も5人だが、西日本高速SHDの2人を除く3人は全員料理のプロで、筆者のような「味の素人」はいない。ちなみに、九州以外の本選出場メニューは以下の6つのメニューですでに決まっている。

<関西地区>
■どんぶりの味比べ 里山懐石 但馬牛の五種ひしめき丼 ~丹波が奏でるハーモニー愛と想いの五重奏~(舞鶴若狭道・西紀SA上り)
■播州百日どりの焼鳥丼 ~ひつまぶし風~」(山陽道・龍野西SA上り)

<中国地区>
■岡山まるごとギュー丼 ~なぎビーフの大人焼きしゃぶと彩り野菜丼~」(山陽道・吉備SA上り)
■白と黒のごく旨麻婆丼(山陽道・下松SA上り)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください