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ケガの危険も!初心者にありがち「マズい運動」4選 偏ったストレッチや筋トレは不調の原因になる

東洋経済オンライン / 2024年2月15日 11時20分

運動をやり始めた方などに向けて、やりがちな間違いと解剖学的に正しいやり方を4つご紹介します(写真:koumaru/PIXTA)

アメリカへも留学し筋膜や解剖学に関する技術や知識を深め、ストレッチトレーナーとして活躍するきまたりょう氏。

『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑』の著者でもある同氏が、運動や日常生活における全身の筋肉や、筋肉同士のつながりへの知識がいかに大切かを解説します。

急な運動や間違った運動で怪我をしないために

コロナ禍以降に運動する機会が減ったり、在宅の機会が増えて、外出も減ったりした方も多いのではないでしょうか。

私はストレッチトレーナーとしてマンツーマンで指導を行っていますが、最近いらっしゃるお客様の中には、鈍った体を鍛えなおそうと、「筋トレを始めた」「スポーツをし始めた」という方が多くいらっしゃいます。

しかし、そういう中で、急な運動や間違った運動をしたことで怪我をしてしまったという方も多くいらっしゃいました。

怪我をしないために大事なポイントは、全身をめぐる「筋肉のつながり(=筋肉を包む膜のつながり)」を意識して、「全身をきちんと連動させる」「全身をバランスよい状態にする」ことです。

「筋肉のつながり」についてここで詳しく取り上げませんが、ざっくりとお話しするとミカンの白い薄皮のように、全身の筋肉を覆っているものが筋肉のつながりといえます。

全身にそういうものがめぐっているんだなくらいの軽い気持ちをもっていただければ大丈夫です。

ここをイメージできると、これまでの運動や筋トレ、ストレッチの効果が変わってきますし、怪我をしにくい身体が手に入ります。

「筋肉のつながりを意識した運動」とは

では、筋肉のつながりを意識した運動とは具体的にはどういうことなのか。

この記事では、運動をやり始めた方などに向けて、やりがちな間違いと解剖学的に正しいやり方を4つお教えします。

①腹筋運動だけをやってしまうこと。

腹筋運動をする理由は人によってさまざまだと思います。「お腹をスリムにしたい」「腹筋を割りたい」「腹圧を高めて姿勢改善したい」など。

いずれの理由にせよ、「筋肉のつながり(筋膜)」の観点からすると「腹筋だけ」を鍛えるようなことは避けたほうがいいです。

まず腹筋運動だけをすると背中が丸まりやすくなります。

「筋肉のつながり」は身体の前面を通るラインと後面を通るラインがあり、お互いがテントのロープのように引っ張り合うことで前後の姿勢を支えています(他のつながりも支えています)。腹筋の一部はこの「前のつながり」に属します。

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