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フリード+/アルヴェル/ランクル70車中泊最前線 キャンピングカーより手軽、ベッドキット事情

東洋経済オンライン / 2024年2月16日 12時10分

ロッキー2の村山周太郎代表取締役によれば、「コンパクトクラスのフリード+であれば普段も運転がしやすいですし、1.5Lエンジンを搭載するため、軽自動車ベースのキャンピングカーよりも、走りに余裕があります。とくにフリード+は、かなり広い室内を持つため、このクラスとしては居住性も抜群です。また、ハイブリッド車や4WD、オフロードスタイルのクロスターなど、さまざまなタイプを選べるため、幅広いニーズに応えることができます」と語る。

たしかに、フリード+のボディサイズは、全長4265~4295mm×全幅1695mm×全高1710~1735mmだから、かなりコンパクトな車体だ。しかも室内サイズは、長さ2310mm×幅1455mm×高さ1275~1285mm。とくに低床フロアによる高い天井などにより、室内の開放感も高い。あれこれと装備するにはやや小さいが、車中泊に特化すれば、十分に使えるクルマだといえる。

展示されたデモカーの室内には、2列目シートの背もたれを倒し、その上にフロアボードを設置。荷室には、ベッドの土台となるフレームを装備し、それらの上にベッドマットを置くことで、簡単にフラットなベッドにすることができる。ベッドサイズは長さ1800mm×幅1270mmを確保し、大人2名の就寝が可能。

また、6分割式のベッドマットをアレンジし、オプションの脱着式サイドテーブルをセットすれば、4名が対面で座ることができるダイネットにすることもできる。

サイドテーブルは、室内だけでなく、リアゲート開口部のベッドフレームに装備することで、野外での使用も可能だ。なお、デモカーには、荷室後方の左右に小物などが載せられるキャビネットも備えるが、これも車中泊キットの一部。ベッドだけの一般的な車中泊キットよりも、使い勝手がよく、キャンピングカー的な雰囲気も醸し出す。

ベッドキット以外にも充実のアイテム

よりキャンピングカー的な装備がほしいユーザー向けには、車中泊キットのほかに、電装キットも用意する。92Ahのサブバッテリーや40Ahの走行充電器、AC100Vコンセント、室内LED灯などを備えることが可能だ。このキットを装備したデモカーには、左側キャビネットに、室内灯など電装系の操作ができる5連スイッチやボルトメーター、USBポートなどを備えるパネルも設置されていた。

ほかにもオプションとして、26Ahサブバッテリーチャージャーや1500Wインバーター、FFヒーターや176Wソーラーパネル、天井の断熱加工なども設定。ニーズや予算に応じて、より快適な車中泊を楽しめる数々の装備を用意する。

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