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「最悪と最高」2つのシナリオから夢の実現まで 憧れの女性に好意を寄せる男性の例から考える

東洋経済オンライン / 2024年2月18日 15時0分

失敗を恐れ勇気を持てないときはどうすれば良いのでしょうか(写真:pearlinheart / PIXTA)

実現させたい夢があっても、うまくいかない未来を想像すると怖くなり、挑戦に二の足を踏んでしまう経験はありませんか。

本稿ではアメリカのカリスマトレーナー、ジリアン・マイケルズさんの著書『Unlimited 制限しない生き方』から一部を抜粋。気持ちにブレーキをかけてしまう原因を明らかにし、夢を実現させるステップをお伝えします。

起こりうる最悪の事態は何か

私たちは「自分の行動が取り返しのつかない結果につながるのではないか」と頻繁に恐れます。あなたはこの恐怖に押しつぶされて自分の殻に閉じこもり、問題から逃げようとするかもしれませんが、恐怖から逃げ切ることはできません。

【画像で見る】あなたは「制限しない生き方」ができていますか?

それどころか、逃げると問題が雪だるま式に大きくなるばかりです。逃げれば逃げるほど、怪物は大きくなっていきます。

そこで、逃げるのではなく、起こりうる最悪の事態を徹底的に想像してみましょう。

たいていの場合、あなたが抱いている恐怖は非現実的で、起こりうる最悪の事態はそんなに悪くありません。恐怖を深く掘り下げることによって、本当のリスクを分析し、不合理な側面を打ち消し、残ったものと正面から向き合うことができます。

恐れている最悪のシナリオを想像する具体例を紹介しましょう。

ある若者は職場の女性をデートに誘うのをひどく恐れていました。彼は彼女がすごく好きだったのですが、なかなかアプローチできずにいたのです。

そこで私は彼の相談に乗り、起こりうることを一緒に考えてみました。もちろん私は冷静に話をしたのですが、彼はびくついていました。私たちの会話は次のように進行しました。

「ふられるのが怖い」

彼「彼女を誘ってふられるのがとても怖いんだ」

私「それがあなたの人生にどんな影響を与えるの?」

彼「別にないけど、毎日職場で彼女と顔を合わせなければならない」

私「それで?」

彼「気まずいし、職場全体に知れてしまうかもしれない」

私「死にたいくらい恥ずかしい?」

彼「そんなことはない」

私「耐えられないくらい怖い?」

彼「そんなことはない」

私「職場の人たちがあなたの仕事以外のことを考えているのが気になる?」

彼「すごく気になる」

私「どうして?」

彼「周囲の人によく思われたいから。職場が快適だと気分がいい」

私「誰かを誘ってふられたという理由で職場の人たちがあなたをさげすむなら、そんな人たちとは一緒にいたくないでしょ。落ち込んでいるときに支えてくれないような薄情な人たちと付き合いたい?」

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