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自分の事が「もっと好きになる」8つの小さな習慣 名門女子校の校長が日々心がけている暮らし方

東洋経済オンライン / 2024年2月18日 17時0分

家では、お気に入りの冷凍ナンをストックしておき、トースターでフワッと焼けたナンの甘さに幸せを感じています。「あぁ、おいしい」と噛みしめながら好きなものをいただく。そんな小さな幸せが元気をくれます。

愛しいものは目に入る範囲に置く

片づけは苦手ですが、好きなものを身近に置くことは意識してきました。日頃ともに過ごすものだからこそ、元気づけてくれるもの、思い出のこもったもの、優しい気持ちになれるものを選んでいます。

お気に入りのポーランド製マグカップで、コーヒーをいただくのが朝の楽しみのひとつです。

サラームで販売している刺繡製品も、バッグやポーチ、ペンケースなどを愛用しています。手刺繍の温かみを感じながら、製品をつくった女性たちや現地スタッフ、仲間の笑顔を思い浮かべ、物づくりの素晴らしさのお裾分けをいただいています。

また、フェルメールの絵画が大好きなので、拡大鏡や絵葉書などフェルメールグッズをそばに置き、作品の少女と目が合うと勝手に(もちろん心の中で)会話をしています。

ほかにも、イエスを抱き上げる聖母マリアの姿を表した像、ピエタもいつも目に入る場所に置き、聖母マリアの生き方を思い出しています。

人との時間・ひとりの時間を大切に

語らいの時間を大切にする

さまざまな方と語らう時間も、学びやリフレッシュの場として大事にしています。

会話を通して自分の知らない考え方や社会の一面を知り、自分自身の新しい一面について気づかされるのです。さらに気の置けない友人や仲間たちと他愛もない話をしながら和やかなひとときを過ごすと、またがんばろうと思えます。

家庭でゆっくり話す時間が取れなかったり、ギスギスした雰囲気が流れたりするときは、「ティータイムにしよう」と声をかけ、家族でリビングに集まり、お互いの状況を話すようにしてきました。この習慣は、夫と2人暮らしになった今も続いています。

孤独を味わう

心に余裕がなくなると人とのつながりを忘れてしまい、ふと寂しさや孤独感が訪れることがあるものです。ただ、そこで視点を変える習慣がいつしかできました。

どんなときも必ず、見守ってくれている存在がいると思い直せるようになったのです。

そのためにも、ひとりになって自分の心を見つめる時間を持つことも意識しています。誰かに見守られているという感覚は、ひとりでいるときに湧いてくることが多いように思うからです。

たとえば、仕事が手を離れてホッと一息ついたときや、部屋で静かに思案しているとき、あるいは、思いついたことをノートに書き留めたりしているとき、多くの人に支えられていると気づいてハッとします。誰かと語らう時間と同じくらい、ひとりで過ごす時間をできる限り大切にしたいと思っています。

神垣 しおり:ノートルダム清心中・高等学校校長 NGOサラーム(パレスチナの女性を支援する会)代表

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