1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「老後ひとり暮らし」危険な人が住む部屋の共通点 生前整理・遺品整理の専門家が見る「ポイント」

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 6時50分

ひとり暮らしの部屋は、本人の性格や生活スタイルが如実に表れます(写真:keikyoto/PIXTA)

老後のひとり暮らしは自由、気楽で意外と快適なもの。しかし、いざというときの病気の備えやお金の管理、介護の手続き、孤独との付き合い方、亡くなった後の準備など、若い頃とは違った「壁」があるのは事実です。

誰もがなんとなく感じるこれらの壁を、スムーズに越えていく人と、壁に阻まれてしまう人の違いは、住んでいる部屋に表れる。そう語るのは生前整理や遺品整理で何千軒というひとり暮らしの家を見てきた山村秀炯さん。『老後ひとり暮らしの壁』の中から、一部を抜粋・再編集して紹介します。

老後ひとり暮らしの壁を越える2つのコツは、「自己決定すること」と「孤立しないこと」です。これらを自然にできる人と苦手な人がいますが、両者の違いは実は部屋の様子からわかることがあります。

私は仕事がら、とにかく他人様の家や部屋を見る機会が多くあります。これまで見たお住まいは数千軒にのぼるでしょうか。

これだけ家を見ていると、つい目がいってしまうチェックポイントがあります。あくまでも私が思うチェックポイントですが、あなたやご家族、ご友人にひとり暮らしの方がいたら、当てはまるかどうか参考にしてみてください。 

玄関や靴が整理されていない

まず目に入るのは玄関です。特に靴、履物の状態は、つい気になってしまいます。

ボロボロでかかとが潰れたスニーカーが無造作に玄関に転がっていると、あまり積極的に外出したり、人と会ったりすることがない人なのかなと思います。

たくさん履いて外に出ているからボロボロなのではないか?と思うかもしれません。でも私が見てきた人たちは、サンダルのようにつっかけて近くのコンビニやスーパーに行く程度のケースがほとんど。あまり出歩かないからこそ、同じ靴を履き続けて、履き心地なども気にならないのだと思います。あらためて人と会う機会も少ないので、見た目も気にしていないのかもしれません。

オシャレは足元から、などといいますが、靴がボロボロでも洋服はそれなりに洗濯されていたりしますから、たしかに足元にこそ、その人の性格やこだわりが出やすい気がします。

また、靴がこのような状態の人は、たいてい部屋も散らかっています。単にだらしないだけじゃないかといわれたらそうかもしれませんが、意外と玄関や靴にはその人の生活感がにじみ出るのです。

貴重品があちこちに散らかっている

私たちのような業者が遺品整理に行ったとき、早めに確認しておくことがあります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください