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松山英樹「米ツアー大逆転V」で手にした驚きの賞金 "日給"は57万ドルでドジャースの大谷を上回る?

東洋経済オンライン / 2024年2月21日 11時40分

2024年2月18日、アメリカ・カリフォルニア州パシフィック・パリセーズのリビエラ・カントリークラブで開催されたジェネシス・インビテーショナルの最終ラウンドを終え、トロフィーを手にポーズをとる松山英樹(©Brenton Tse/ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ)

油断していると、スポーツは何が起こるかわからない。ゴルフファンにとっては、2月19日(現地時間18日)がそうだったのではないだろうか。

【写真で見る】今回の優勝で松山の世界ランキングはどうなった?

米ツアー「ジェネシス招待」で、松山英樹(31)が首位と6打差7位でスタートした最終日に、3連続バーディーを3回マークし、9アンダー62という驚異的なスコアを記録。通算17アンダーとして、逆転優勝を飾った。

松山にとっては2022年1月の「ソニーオープン」以来の米ツアー9勝目。K.J.チョイ(崔京周、韓国)と並んでいたアジア選手最多8勝を更新して、最多勝保持者となった。

報道によると、本人は「これ以上望めないラウンドだった」と振り返り、自身の財団がこの大会をサポートしているホストプロのタイガー・ウッズからは「とてつもない勝利だ」と祝福されている。

1試合で400万ドル

大逆転優勝にもびっくりさせられたが、獲得した優勝賞金額にはもっと驚かされた。1試合で400万ドルを手にしたというから、今の円安水準でいくと、約6億円ということになる。

今年は、メジャーリーグの大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドルという、スポーツ選手としては史上最高契約金が話題になった。メディアでは「日給がいくら」とか、「時給換算したら」といった記事でにぎわっていた。

ちなみに大谷の日給は約20万ドル。これに対して、松山はこの1週間で400万ドルなので日給は約57万ドル。

ゴルフの賞金の場合は、大谷のような年俸契約と違って次の保証はされていないので単純な比較にはならないが、それぐらいのことをやってのけたということにはなるだろうか。

くしくも、松山が勝った会場は、今大会の前身のロサンゼルス・オープンを開催していたロサンゼルス近郊のリビエラCC。ロサンゼルスは日本のスポーツ選手にとって、方角がいいのだろうか。

米ツアーでは今年から試合の仕組みを少し変更した。1シーズンに8試合の「シグネチャー・イベント(昇格試合)」という、特別な大会を設けている。

簡単に言うと、松山ら出場資格がある50人を含む、通常の大会の半分程度の70~80人ほどの「選ばれた選手たち」による大会で、賞金総額も高く設定されている。

それらの大会前の指定された試合で上位に入ってポイントを稼ぐなどすれば出場資格をもらえることになるので、シグネチャー・イベント出場を目指して、他の試合も白熱する、という図式になる。稼ぐためには気の抜けない試合ばかりになるということでもある。

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