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若者が「辞める」と言いだすダメ上司4つの特徴 肩書は「上司」思考は「部下」の厳しい現実

東洋経済オンライン / 2024年2月29日 6時50分

「タイパが悪い」

と一蹴されてしまうだけだからだ。ただ、実のところ、上司は上司で変わることができない理由がある。それを理解してほしい。だから

「高給取りなのに、給料分も働かない上司が増えた」

などと、一方的に失望してほしくない。その理由とは、上司たちが「部下化」している、という現実だ。

「部下化」する上司の4特徴

昨今、世の中で「上司」と呼ばれている人たちが「部下化」している。肩書は「課長」や「部長」なのに、まるで部下のような思考の上司たちのことだ。

もちろん、上司のような振る舞いはしている。会議で人を招集し、進捗管理し、経営陣に逐一現状を報告している。しかし考え方、価値観が部下そのものなのだ。

ちなみに、「上司と部下との違いは何か?」と聞かれたら、あなたは何と答えるだろうか?

実力や実績だろうか? 

それともスキルや経験だろうか? 

それとも人望だろうか?

すべて違う、と私は考えている。なぜなら、上司よりも実績の高い部下はいるからだ。スキルが高い部下もいるし、年齢が上で、経験も人望もある部下もいる。

では、上司と部下との違いは何なのか? それは、責任と権限の種類の重さだろう。上司には上司の責任があり、上司としての権限がある(もちろん、部下は部下の責任があり、権限もある)。

肩書が違うのだから、責任と権限の中身が変わってくるのは、当然だ。

しかし、このような責任と権限を意識していないマネジャーが増えている。まさに「部下化」している上司のことだ。その特徴4つを紹介しよう。

(1)低い視座
(2)受け身
(3)今を優先
(4)世間知らず

上司も目の前のことで「いっぱいいっぱい」

それでは、まず「(1)低い視座」から解説する。

昨今、多くの上司は組織のマネジメントよりも、目の前の仕事で頭がいっぱいである。ドンドン環境が変化しているため、自分自身の成果を出し続けることも昔ほど簡単ではなくなった。いくら経験が豊かであっても、である。

それだけではない。

40代、50代にもなると、過去に経験しなかった、さまざまなライフイベントに直面する。子どもの入学、卒業、結婚、親のリタイヤ、入院、看病、地域社会における役員就任など……。

仕事以外のことでも役割(責任と権限)が増え、心配事が増える。子どものこと、配偶者のこと、親のことで頭がいっぱいになることもある。

他にもある。

このままずっと同じ会社でいいのか。セカンドキャリアを考えて、学び直し(リスキリング)に力を入れるべきではないか。自分の将来についても悩みは尽きない。

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