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やる気なくても部屋が片付く「心も整う」掃除法 「人生変わる」「捨てられる」たったひとつの方法

東洋経済オンライン / 2024年3月1日 9時0分

実例を挙げてみましょう。

私はいままでに2人の友人の部屋に、片づけの応援に行ったことがあります。

彼らは「自宅なんて汚くても、全然平気」と言います。

しかしそれは「きれいなほうがよい」けれど、散らかってい〝ても〟なんとか我慢ができる(平気)ということであり、正直に言えば、やはり不快なのです。「不快」だけれども、「平気」という便利な言葉で自分をだましているのです。

こうした「自分で自分をだます」という行動も、それが無意識である場合には思い込みの一種だといえます。

そして、思い込みは自分では気づきにくいものです。

意外にも私たちは自分が「不快」であることに気づけていません。

しかし無意識のうちには不快に感じているのです。

「散らかった部屋に住むこと」の悪影響は、直接的な不快感よりも、この「平気」という言葉で自分をだまし続けるストレスによるものです。

本当は不快でつらいのに、その感情にフタをして「平気」と自分をごまかし続けているわけですから、参ってしまって当然です。

だから、そうなる前にさっさと片づけてしまいましょう。

「自分にとって必要なモノは何か」、それを確かめる方法があります。

燃える家から何を持ち出すか、自問すればいいのです。

私はそれを「修羅場テスト」と呼んでいます。

そのやり方は簡単です。

あなたの家が火事になったと想像してください。

手に持てる程度の大切なモノと一緒に、いますぐ逃げないといけないとしたら、とっさに何を選ぶでしょうか?

昔の人なら「通帳とハンコ」というところでしょうか。私の昭和世代の父や母ならそう言いそうな気がします。思い出の写真が詰まったアルバムが思い浮かぶ人もいるかもしれませんね。

私の場合、思い出の写真もグーグルフォトに入っているので、スマホ以外は何も持たないと思います。生活に必要なものなら、再び100円均一のお店などで買えばいいのです。

このように「いざとなったら、必要なものなんてそれくらい」と考えておくと、気楽にモノを捨てられますよね。

「選択」だってストレスになりかねない

では、ここから「ペットボトルテクニック」をお伝えしていきます。

散らかった部屋を片づける具体的な方法です。

「修羅場テスト」でどうしても持ち出そうと思ったもの以外を、ステップを踏んで確実に処分できる方法です。

人は「何から片づけるか」というルールが決まっているだけで、ストレスがぐんと下がり、掃除に取りかかりやすくなるものです。

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