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賞金額は1年で3億「双子の女子プロ」が人気の理由 支援する企業は10社超、今年はANAが新規で契約

東洋経済オンライン / 2024年3月1日 10時0分

昨年は2人で5勝、3億円近く稼いだ岩井姉妹(向かって左が明愛、右が千怜)。2024年の活躍を期待したい(写真:HONDA提供)

今年も2月29日のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントを皮切りに、女子ゴルフの熱い闘いが始まった。そして昨年に続き、今年も注目されるのが、双子のプロゴルファー、岩井明愛(あきえ)、岩井千怜(ちさと)だろう。

【写真】HONDAJetでグランドキャニオンへ行ったことを報告。岩井千怜のインスタグラムから。

活躍する双子の女子プロゴルファー

姉妹は2002年7月5日生まれ。昨年の活躍は目覚ましく、姉の明愛はKTT杯バンテリンレディス、住友生命Vitalityレディス東海クラシック、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで勝利、妹の千怜はRKB×三井松島レディス、サントリーレディスで勝っている。

昨年の女子ツアー(JLPGA=日本女子プロゴルフ協会=ツアー)における年間獲得賞金は、明愛が1億6944万9079円で2位、千怜が1億1971万3289で5位。プロ入り3年目でこの成績は抜群で、姉妹揃ってベスト10に入っているのは奇跡的である。

プロゴルファーは狭き門だ。女子プロになるためには、JLPGAのプロテストに合格しなければならない。毎年500~600人が受験するが、合格するのは20人である。

岩井姉妹は2021年に受験している。プロテストは1次予選、2次予選、最終プロテストにわかれるが、妹の千怜は1次予選から、姉の明愛は、2020年の日本女子オープンのローアマ(アマチュアのなかで最上位)の資格で、最終プロテストから参加した。最終的に明愛は3位、千怜は9位タイ。2人とも一発でプロテストに合格した。

アマチュア時代に華々しい成績を上げていても、プロテストに受からなければプロとしてツアーに出られない。何回も受験に失敗し、プロをあきらめる人も多く、プロになったとしても、1勝もできずにプロ生活を終える人も多くいる、そんななかで、岩井姉妹は特筆すべき存在である。

双子姉妹をサポートする企業の面々

実際、そんな姉妹の活躍に注目し、サポートする企業が相次ぐ。

2024年2月現在、姉妹の所属は本田技研工業。ゴルフ用品はヨネックス、ボールは住友ゴム工業、ウェアはTSI、サングラスは山本光学、シューズは明愛はナイキジャパン、千怜はニューバランスジャパン。

スポンサーは小泉、ドール、ベルシステム24ホールディングスなど。1月には全日本空輸(ANA)がスポンサー契約締結した。

スポンサー契約金額に関しては守秘義務があり、一切公開されていないので、あくまでも筆者の推定になってしまうが、1社1000万~5000万円ぐらいだと思われる。

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