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難関資格に合格した人が知る「結果が出る勉強法」 結果を無視した「学校の勉強」から卒業しよう

東洋経済オンライン / 2024年3月1日 16時30分

試験当日の試験会場でのあなたを思い浮かべてみてください。どんな状態なら、「合格点を超える答案を提出する」ことができますか? どの問題集、テキストを使っていますか? 問題集やテキストはどんな状態になっていますか?

このように「結果が出る」ためには、めざす「結果」を、きっちりと明確にしておく必要があるのです。「〇〇試験合格」というレベルではダメです。

実際、めざす結果が出ない人は、めざす「結果」を質問しても答えられません。返ってくるのは、「とにかく、試験日まで必死でがんばります!」という言葉です。

めざす結果がはっきりしなければ、当然結果も出るわけがありません。逆に、そこさえ明確になれば、それを出すことができるのです。

ポイント② 今のあなた=現在地を明確に!

「結果が出る」ために次にやることは、自分の現状を知ることです。たとえば、知らない町で地図上にコンビニを見つけても、自分がどこにいるかがわからなければそこに向かうことはできません。

普段はあまり意識しませんが、「現在地」を知ることは非常に大事なのです。これは試験勉強でも同じです。自分が今、どこにいるか。「現在地」が明確でないと、どこに向かうかもはっきりしません。

また、現在地がわからないまま勉強していても、間違った方向に向かっていて、ムダなことをしている可能性さえあるのです。

試験勉強における「現在地」とは、「何がわかっていて、何がわかっていないのか」「何を覚えていて、何を覚えていないのか」ということです。このことを知るのに、答練(答案練習)や模試(模擬試験)などはもちろん効果的です。ただ、それだけでは手がかりが少なく、時期も遅すぎます。

最近、試験勉強では「アウトプット」の重要性が叫ばれています。これが重要なのは、「今のあなた=現在地」を明らかにできるから、でもあるのです。

現在地を知るのは、自分のできていないところと向き合うことです。ただ、これは気持ちのいいものではありません。

でも、今の自分とさっさと向き合わないと、試験当日にようやく自分の現状を知るという悲しい「結果」になってしまうのです。

ポイント③ 結果に直結=報われる勉強を!

めざす結果と現在地が明確になれば、後はゴールに向かって勉強するだけ。ここにどう向かうかがいわゆる「勉強法」ですが、結果に直結さえすれば方法は何でもいいのです。「この方法がベスト!」というものはありません。人は置かれている環境も、知識や経験、得意不得意もさまざまだからです。

でも、それは「報われる勉強法」でなければなりません。

「報われる」ため、結果が出るために、外してはならない要素が二つあります。一つは、「めざす結果(=ポイント①)」と「現在地(=ポイント②)」を明確にすること。これらはすぐには明確になりません。勉強するなかで、だんだんと明らかになるのです。

もう一つが、「脳の原理」に沿った勉強法であることです。近年、スポーツの分野では、根性論や自己満足だけの「報われない」練習は減ってきています。

勉強でも、脳の研究が進んで、「報われる勉強法」と「報われない勉強法」の違いが明らかになっています。脳の働きはだれもが共通です。脳の原理に沿った「報われる」勉強をすることが必要なのです。

宇都出 雅巳:トレスペクト教育研究所代表・学習コンサルタント

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