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お酒飲んで「夕方から絶好調の人」の危ない兆候 夕方は調子がいいが、翌朝になると体調一変

東洋経済オンライン / 2024年3月1日 17時0分

こうした症状が飲酒後、最短だと6時間ほどで現れます。そのつらい状態が、お酒を飲むと改善されるのです。いわゆる「迎え酒」ですね。

お酒を飲み始める夕方の5時、6時くらいが一番調子が良く、絶好調。11時、12時くらいまで飲んで、翌朝、起床したあたりからどんどん具合の悪さを感じるようになります。もちろん、絶不調で日中はパッとしないのですが、夕方が近づくにつれて気力を取り戻し、飲み始めると急にイキイキし始めるわけです。

外来ではこうした離脱症状のメカニズムを、患者さんにお話しすることもあります。日中のつらさが離脱症状だったとわかるだけで、お酒との付き合い方を変えられる例もあるからです。

一人で難しい場合はまずは相談を

しかし、「お酒を減らそうと思ったけど、嫌な離脱症状が出てきてしまうので減らせない」という切実な声もあります。

「飲めば体調が良くなる」とわかっていればなおさら、お酒を減らしたりやめたりするのが難しくなるのです。

今は、カウンセリングに加えて、減酒薬などを使った治療を行っている病院もあるので、一人では難しいと感じたら、相談してみるのも一つの手です。

吉本 尚:筑波大学医学医療系准教授・筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター長

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