1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「買わなきゃよかった」賢い人の"損しない"買い方 心の負担になる「迷い」と「後悔」を手放す練習

東洋経済オンライン / 2024年3月2日 11時0分

私たちは、それを何とか満足の側に傾けようと、あれこれ理由を作り頑張ってしまいます。

迷い過ぎると、楽しさから遠ざかる

「いざとなった時にないと困るから買ってよかった」とか。

「もっと安いアレよりも、こういうところが優れているので買ってよかった」とか。

「いまはピンとこないけど、いつか買ってよかったと思えそうだからよかった」とか。

そんな苦しい言い訳を自分にした覚えはありませんか?

自分を責める必要なんて、まったくありません。

それは誰でもすることですから大丈夫です。

「買い物が苦手」という人は、ひょっとしたら、そんな言い訳を過去にたくさんした記憶に疲れてしまっているのかもしれません。

買い物した後で満足するか、後悔するかはユラユラするので予測などできません。

にもかかわらず、「どちらだろうか」と気をもんでばかりいると、買い物を楽しめなくなってしまいます。

未来を心配し過ぎて、いまを無駄にしてはいけません。

「いまがこれからの人生で一番若い瞬間」という言葉がありますが、「いまは、買ったものを最も長く楽しめる瞬間」です。

先延ばしにすると、楽しむ時間を減らしてしまいます。

ですから「迷っているなら、買えるものなら、買っておきなさい」とお勧めしておきます。

そもそも買えないものは悩まないでしょう。

「やった後悔と、やらない後悔なら、やった後悔のほうがいい」という言葉があります。

ここでは「買った後悔と、買わない後悔なら、買った後悔のほうがいい」

と言い換えられるでしょう。

本来、買い物は楽しいもの。

であれば、存分に楽しみましょう。

そして買った後の気分の整理については、心の3つの領域に分けて考えればよいのです。

心の状態によって対応を決めるだけ

「ストレスの科学」によると、人の心の状態は「コンフォート」「パフォーマンス」「デンジャー」という3つの領域に大きく分けられます。

ここではわかりやすくするために「❶リラックス」「❷チャレンジ」「❸ストレス」と言い換えておきましょう。

科学における厳密な用い方とは異なりますが、自分の心の状態を把握し、判断するには有益な方法です。

買い物の後、満足していたら❶リラックス。

満足していなかったり後悔している場合は❸ストレス。

どちらとも言えない場合は❷チャレンジ。

自分の心がどれにあたるかを見極め、その後の対応をすれば困ることはありません。

また次のよき買い物へとつなげることができます。

買い物への苦手意識を抱くことも避けられます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください