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認知症女性「謎の行動」繰り返す涙ぐましい"真意" 帰宅願望や夜間徘徊を生む「過去の呪縛」とは?

東洋経済オンライン / 2024年3月2日 14時0分

日中などは大抵のことは自分でやれているのに、夜になるとどうしてこんな行動を取るのかがまったくわからずにいました。

夜中に歩いているときは、ものすごく怒りながら何かを叫んでいます。ほとんど意味不明な言葉です。

なんとか聞き取ろうとすると、何かの説明をしながら「契約しろ」などと言っているのがわかりました。

放っておけば、明け方まで大声でわめき散らしながら歩いているので、他の入居者からすればかなり迷惑な存在になっていました。

昼間の"仕事"が奇妙な徘徊をやめるきっかけに

家族と話をしてみると、そのおばあちゃんはもともと保険のセールスをやっていたとのことでした。営業だけでなく、事務仕事も得意だったようです。

そこで職員のステーションにおばあちゃん用のデスクをつくり、計算などの仕事らしきものをお願いするようにしました。

そうすると、毎日ちゃんとした服を着てそこに"出勤"するようになったんです。

電卓を使って計算しながら書き出している数字はめちゃくちゃながら、とにかく一生懸命やっていました。

その後、トレーナーをズボンのように穿くことも、夜中にわめき散らしながら徘徊(はいかい)することもなくなりました。

どうしてあんな変な着方をしていたのかはわからなかったものの、昼間に"仕事"をすることで自分を納得させられたのだと思います。

たっつん:介護士

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