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DEAN&DELUCAの「987円モーニング」に仰天の朝 お高めだけど、すこぶるオシャレな気持ちになれる

東洋経済オンライン / 2024年3月2日 7時0分

全体の総量は多くはないものの、1つひとつの素材をケチっていない。粗くつぶした濃厚でとろとろのアボカドの厚みは相当のもの。オリーブオイルとの相性も良く、ミューズリーの食感も加わって、噛めば噛むほど旨みを感じる、素朴ながらにリッチな味わいです。

パンとコーヒーで約1000円の朝ごはん

今回の食事は店内で飲食したため、「生ハムモツァレラトマト ホットサンド」は税込693円、セットで追加注文した「コーヒー(S)」は税込325円で、合計1018円。

「アボカドトースト」は税込662円、セットで追加注文した「紅茶(M)」は税込325円で、合計987円でした。

牛丼チェーンの朝定食でごはんに味噌汁、生卵に小鉢で300円以内を食べ慣れている方からみると、ボリュームは少ないのに、お値段は1000円前後と3倍以上するため、「そこそこするんだな……」と、目玉が飛び出そうな価格だと感じたかもしれません。

筆者の眼球は幸いにも飛び出しはしなかったものの、値引率の高い朝限定メニューに慣れきっていたため、単品の価格をドリンク付きの価格であろうと勝手に誤解してしまい、支払いで1000円以上することに仰天しました。

ただし、「ディーン・アンド・デルーカ」のカフェを一度でも利用したことがある人なら、価格に不満を持つことはないはず。

なぜなら、安さとか、ボリュームとか、お得さを求めていないから。誰しもが、お値段がそこそこすることをわかった上で店を訪れているのです。

かく言う筆者も、自分がセット価格だと思っていたものが単品価格だと気づいた数秒後には、「ま、ここは『ディーン・アンド・デルーカ』だもんな」とすんなり納得していました。

実は本家は経営破綻しているディーン・アンド・デルーカ

もともと「ディーン・アンド・デルーカ」は、1970年代にニューヨークのソーホー地区で創業したアメリカ発祥のお店です。

2003年に日本1号店が丸の内に上陸したときには、「ニューヨークのセレブに人気のお店がやってきた!」と大騒ぎとなり、お店のロゴがプリントされたトートバッグは、流行に敏感な女性の間で大流行しました。

実は2020年には本家アメリカの「ディーン・アンド・デルーカ」は経営破綻し、全店閉店してしまいましたが、日本では株式会社ウェルカムがライセンスを獲得し、運営を続けています。

「株式会社ウェルカム? 知らないなぁ……」という方でも、雑貨店「TODAY'S SPECIAL(トゥデイズスペシャル)」や、インテリアショップ「HAY」などを運営している会社と言えば、ピンと来るかもしれません。

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