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「88歳現役医師」健康のため絶対しない3つのこと なんと「30年風邪知らず、大病経験なし」秘訣は?

東洋経済オンライン / 2024年3月4日 6時50分

よく「○○が嫌いだけれど健康のために無理して食べている」という人がいますが、嫌いなものを無理して食べる必要はないと思っています。

どんなに健康によくても嫌いなものを無理して食べてそれが体にいい作用を及ぼすとは思えないからです。

うちの病院でも、病院食に漢方粥や玄米菜食などを取り入れていましたが、何年か過ぎた頃に「万人向けの食養生というものは存在しないのではないだろうか」という考えが頭をもたげ、元の食事に戻しました。

「おいしい」という心のときめきこそ重要

食は喜びです。「おいしい」という「心のときめき」こそが大事だと私は考えています。

嫌いなものを無理して食べてもそこにはときめきがありません。私も、嫌いな生野菜は絶対に食べません(笑)。

私が尊敬する江戸時代の学者・貝原益軒は、「好けるものを少し食べよ」と言っています。好きなものを少量食べるのが一番です。

【絶対にしないこと③】減塩

「健康のためには減塩」と言われますが、私はあまり気にしていません。

先に述べたように土日は講演で地方出張が多く、泊まりになることもよくあります。ホテルの朝食バイキングはあまり好きではないので、納豆をもらって醤油をしっかりかけて食べています。これは酒のつまみにしても最高です。

がんの食事療法に「ゲルソン療法」という、塩分を一切取らない食事法があります。以前、私もこの療法に興味を持ち、うちの当時の看護師長をメキシコのゲルソン病院に1週間入院させて体験してもらったことがありました。

すると、3日目くらいからひどい頭痛に襲われて、大変な目に遭ったそうです。そこでとっさに持参した塩昆布を食べたところ、ケロリと治ってしまったというのです。

この話を聞いて、やっぱり人間には塩分は必要なのだと確信しました。

しっかり塩分を楽しんだら翌日はちょっと控えるというように、バランスを取っていけばいいと思います。

ストレスをためるほうが、よっぽど体に悪い

私が健康のためにしない3つについて述べてきました。こうしてみると、なんのことはない、無理なく自分の好きなようにやっているだけです。

飲酒や減塩もそうですが、世の中にはさまざまな「健康常識」があって、そこからはずれるとすぐに病気になるような言い方がされています。

そんな細かい健康常識に振り回され、ストレスをためることのほうが、よっぽど体に悪い。免疫力も低下してしまいます。

大切なことは私たちが持つ「いのちのエネルギー」を高めることです。

そのためには好きなものを食べ、好きなことをして「ときめき」を持って生きることです。そしてこれが私の健康法のすべてです。

帯津 良一:帯津三敬病院名誉院長

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