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京葉線の幕張豊砂以外も「イオン前駅」増殖の背景 「ショッピングモールは車で行く」の常識を覆す

東洋経済オンライン / 2024年3月7日 6時30分

イオンモールに面した桂川駅西口の駅前広場は、バスやタクシーの乗り場、駐輪場が広めにとってあり、バスは京都市交通局、京阪京都交通、ヤサカバスの3事業者が乗り入れている。

新快速や快速が停車せず、自治体の代表駅でもないことを考えれば恵まれており、イオンモールのターミナルを兼ねていることがわかる。

駐車場は3100台分と、こちらもイオンモールらしく多いが、無料なのは最初の1時間だけと、幕張新都心より厳しい。このあたりは自治体との協議の結果、決められたのかもしれない。

ほかにもあるイオン直結駅

これ以外にもイオンモールと連絡通路で直結している駅は、JR東海東海道本線の南大高駅、南海電気鉄道南海本線の和歌山大学前駅など、増えつつある。

最初に書いた法律の影響に加えて、多くの地方では人口減少と高齢化が進んでおり、集客が高望みできず、マイカー中心の店舗では渋滞の問題が出ることを考えると、イオンモールが都会に進出する流れはしばらく続くだろう。

かつては対立軸に挙げられることもあったショッピングセンターと鉄道駅だが、今後はむしろ結びつきを強めていくのではないかと考えている。

森口 将之:モビリティジャーナリスト

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