1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

むさしの森珈琲「1144円モーニング」にとろける朝 見た目満点、味も満点!庶民の楽園がここにある

東洋経済オンライン / 2024年3月9日 7時20分

生のミント、レモン、いちご、キウイ、オレンジ、パイナップル、ブルーベリーにプラスして、冷凍の角切りいちごも入っています。こんなに複数の種類の果物を、細かくカットして、見た目よく盛り付けてソーダを注ぐ。自分では絶対に作れない、手間暇のかかるメニューです。

ソーダを飲み終えたあとに、フルーツをロングスプーンですくって食べたのですが、全てのフルーツがソーダ漬けになっており、食べるとフルーツの果汁と炭酸が口の中で弾けます。

数カ月前にSNSで、マスカットの炭酸漬けがおいしいとバズッているのを横目に「ケッ、そんなに騒ぐほどのことかね」としらけていた私ですが、実際に食べてみると、いちごもキウイもパイナップルも炭酸漬けにすると、おいしくて楽しいことがわかりました。

すかいらーく系列「っぽくない」ところが魅力的

今回筆者が訪れたのは、「むさしの森珈琲」の、駅に隣接するショッピングモール内の食堂街にある「むさしの森Diner」という店舗です。

店内の内装は、いい意味で普通。「コメダ珈琲店」や「星乃珈琲店」のようなザ・純喫茶でもなく、「スターバックス」のような今風のおしゃれさを押し出すでもなく、純喫茶の良さもありつつ落ち着いた雰囲気の現代的な喫茶店といった雰囲気です。

でも、その気取っていない雰囲気が、またいいのよね。

店内はソファ席が多く、テーブルも大きめで、ゆっくりできるつくりになっています。テーブルやカウンターなどは、落ち着いた赤みのつよい木目が基調で、明るいけれど落ち着く空間が演出されていました。

接客はフルサービス型です。最近よくあるカフェチェーンの、オーダーカウンターで注文して受け取るスタイルではなく、食券やタブレット注文でもなく、スタッフが席まで水を持ってきてくれて、オーダーも取ってくれます。

丁寧な接客と、手間暇のかかる料理

最近のすかいらーくグループ系列のファミレスチェーンは、店内に入ったらタブレットで商品をオーダーして、猫ロボットに配膳してもらい、セルフレジで会計をして店を出ることが増えてきました。

「極力マンパワーを機械に置き換えて、人件費を減らすスタイルだなぁ。でもこのお値段なのだから、それで全然いいよなあ。猫ロボットもかわいいし」と思っていたのですが、「むさしの森珈琲」は、まるでその逆です。

丁寧な接客と、手間暇のかかる料理。パンケーキも含め、こんなに繊細な食べ物を、すかいらーく系列のチェーン店が提供しているという点が、なんとも興味深い朝でした。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください