「38歳からの婚活」で"競争"を制した彼女の勝因 結婚相談所で大人気の彼を射止められたワケ
東洋経済オンライン / 2024年3月10日 12時50分
「35歳ぐらいからずっと婚活をしていたけれどなかなかうまくいかず、大宮さんの連載を読んで『こういう成婚ケースもあるんだな』と励まされていたんです。勇気を出して(連載の取材先として)応募することにしました。私みたいな者でもようやく結婚できたので、独身で婚活中の方の勇気づけになれば幸いです」
謙虚な応募理由を話してくれるのは銀行員の田島涼子さん(仮名、45歳)。首都圏で夫の達也さん(仮名、48歳)と2歳の息子と3人で暮らしている。子どもが生まれてから1年間ほどは体調が優れずにイライラしていたが、ようやく穏やかに過ごせているという。苦労の多かった婚活と不妊治療について、今なら明るく振り返られると感じての応募だ。
人付き合いが苦手だと自覚している涼子さん。国立大学の理系学部に在籍していた頃は周囲の男性から「ちやほやされた」記憶もあるが、ずっと一緒にいたいとは思えなかった。恋人がいた経験はないが、「そのうち結婚するのだろう」と思い続けていた。
「20代後半のときに銀行に転職しました。働きやすい職場でとてもラッキーだったと思っていますが、同年代の男性は既婚者ばかり。好きな人すらできずに30歳を過ぎてしまいました」
瞬発力が求められる合コンや婚活パーティーではまったく成果が出ず、焦燥感に駆られて大手の結婚相談所に登録したのが38歳のとき。倹約家の涼子さんは「一番安いプラン」を選択した。
入会金は3万円で月会費は1万円。お見合い料や成婚料はゼロ。担当カウンセラーはプロフィールを作成してくれるだけでフォローやアドバイスはほとんどしない。危険度の低いマッチングアプリのようなものだ。男性経験のない涼子さんに向いている婚活手段とは言えない。案の定と言うべきか、涼子さんは「成婚退会をした相手から突然フラれる」という手痛い経験をしている。
相手は1歳年上の物静かな公務員だった。お見合いから3回目で真剣交際を申し込まれ、条件的には問題ないので受諾すると、すぐに「親に話した。会わせたい」と言われた。とにかく結婚を急いでいる様子で、涼子さんは気持ちがまったく追いつかなかった。
「私は自己開示も下手なので、こういう家庭を築きたいといった会話もしないまま結婚話が進んでしまいました。不妊治療をがんばってでも子どもを授かりたいと思っていたのに、相手からは『子どもは欲しくない』と後になってから言われて……。結婚へのテンポも価値観も合わない、と私以上に相手が感じていたのだと思います。理由を告げられないまま急にフラれてしまいました」
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