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1日2本のバナナが「春バテ対策」に有効なワケ 寒暖差が7℃以上あると、自律神経が乱れる

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 18時0分

しかし、体内時計は、ぴったり24時間ではなく、少しずれているので、朝に調整する必要があります。

この体内時計の調整をしてくれるのが、朝日を浴びることと朝食です。

自律神経が乱れてやせにくい体にならないためには、朝食は非常に大切だといえるでしょう。

また、体内時計を調整するという観点からいうと、毎日同じ時間に朝食をとることを心がけるとよいでしょう。

朝食をとることによるメリットは、自律神経や腸が整うことだけではありません。国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院生命農学研究科の小田裕昭准教授らの研究グループが、2022年に「朝食欠食が、体重を増加させてメタボリックシンドロームへつながる可能性を大きくするだけでなく、筋肉を萎縮させてロコモティブシンドロームやサルコペニアの危険性も増大させることを発見した」と発表しました。

ロコモティブシンドロームとは、筋肉や骨、関節などの障害によって立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態のことをさし、サルコペニアとは、主に加齢により、筋肉が衰えていく状態のことをいいます。

つまり、筋肉量を減らさないためにも、朝食はとったほうがいいのです。

おすすめの朝食食材

では、朝食に何を食べればいいのか。おすすめするのがバナナです。

自律神経を整えるには、腸内環境を整えることが欠かせません。腸と脳とは、自律神経、内分泌系、免疫系の3つの経路を介して、互いに影響を及ぼしあう関係で、これを「腸脳相関」といいます。

ストレスで下痢気味になったり、緊張するとトイレに行きたくなったり、おなかが痛くなったりした経験はないでしょうか?

これは、ストレスによって自律神経が影響を受け、コントロール機能が乱れ、大腸の働きに異常をきたしたことによって起きる現象です。

腸の働きには、自律神経が大きくかかわっています。

「交感神経」が優位なときは、便を排出するための運動であるぜん動運動は停滞し、「副交感神経」が優位なときは、ぜん動運動は活発になるといわれています。

ぜん動運動がしっかり起こっていると、便などの腸内の不要なものが次々と押し出され、腸内環境にもいい影響がでます。

そのため、ストレスを受けて交感神経が優位な状況が続くと、便秘しやすくなるといわれています。

また、逆に腸内環境が悪くなると、脳が不安を感じ、自律神経が乱れやすくなるといわれています。うつ病の人に便秘の人が多いのも、この腸脳相関の関係性からくるものといえるでしょう。

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