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思考の鮮明度を上げ「仕事ができる人」になる方法 「解像度が低い人」に共通する3つの特性

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 16時0分

ものごとの「解像度」が高い人の特徴とはいったいどういったものなのでしょうか(写真:kikuo/PIXTA)

近年、「解像度」という言葉がビジネスシーンで使われるようになりました。では、「解像度が高い・低い」とは具体的にどういうことなのでしょうか? 『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる 「仕事ができる人」になる思考力クイズ51問』から一部抜粋・再構成のうえお届けします。

そもそも「解像度」って何?

解像度とは本来、画像を紙に印刷したり、Web上にアップしたりするときなどに使用される用語です。

【図を見る】解像度が高い人と低い人

解像度が高ければ画像は細部まで鮮明に見えますし、逆に解像度が低ければ画像はボケボケになり、何が写っているのかもよくわからなくなります。

近年、この「解像度」という言葉がビジネスシーンで使われるようになりました。

「解像度が高い」とは、思考が鮮明な状態、「明確な像」を持っている状態を言います。一方で、「解像度が低い」とは思考にモヤがかかっていて、現状のことも未来のことも、何も見えていない状態。

意味合いとしては、「物事への理解度が高い・低い」「物事を詳細に表現できる・できない」といった意味で使用され、解像度が低いとは、

・話に「具体性」がなく、ふわっとしている

・誰でも言える「安易な意見」しか言えない

・「話がいまいち、ピンとこない」と言われる

などの状態を表現したりします。

これまでも「考えが深い」など類似の言葉はあったのにもかかわらず、わざわざ「解像度」という、「思考」とは別の言葉を使うようになったということは、既存の言葉では表現できないニュアンスがあったということです。

それが「見えている・見えていない」という概念でしょう。

「解像度が高い人」は「鮮明な画像」のように物事が細かく、広く「見えている」。「解像度が低い人」は「ぼやけた画像」のように、思考が曖昧で、ほとんど何も「見えていない」。

この「見えている・見えていない」という状態を表現するためには、既存の言葉では難しく、「解像度」というたとえが必要になったのだと考えられます。

では、より具体的に、「解像度が低い」と仕事においてどんな困りごとが発生してしまうのか。ここではまず、「解像度」をより深くご理解いただくために、こんなにもさまざまなビジネスシーンで、多くの人が「解像度」が低くて悩んでいる、という話をしていこうと思います。

話に「具体性」がなく、ふわっとしている…

さて、ひとくちに「解像度が低い」と言っても、その特徴は1つではありません。「解像度が低い人」の特徴は以下になります。

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