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「面倒で動けない」を克服"サクサク"行動する技術 意志の力に頼らず、目標を確実に達成する方法

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 9時0分

人の心って厄介ですよね。

私の8歳の息子も、湯船に浸かりながら「お風呂に入ると、こんなに気持ちいいのに、なんで入る前はあんなに嫌なんだろう」とこぼしていました。

疲れ知らずの子どもですら始めるのは面倒なのですから、大人はなおさらです。

心理的なハードルを簡単に下げられる放送

そんな大人にとっては有り難いことに、ある研究によって、始める際の面倒さを克服するコツがわかったそうです。

それは、なるべく小さく始めることだそうです。

この話をするたびにいつも思うのですが、私を含め、多くの人が考える「最初の第一歩」は大抵大きすぎます。

例えば、「朝起きるのがつらい人」へのアドバイスは、大抵は生活習慣を整えるだとか、定期的な運動をするといったことです。

たしかにそれも大事ですが、起きる努力をするなら、まずはベッドで足の親指1本を動かしてみることからでもいいでしょう。

クエンティン・タランティーノの傑作『キル・ビル』では、4年間の昏睡から目覚めたユマ・サーマンは下半身が麻痺しており、立ち上がるまでに13時間かかるのですが、はじめに挑戦したのは右の足親指を動かすことでした。

プロの殺し屋らしく、決して慌てません。

ユマ・サーマンいわく、指を回せれば「関門は突破」だそうです。

さすがタランティーノです(笑)。

「がまん」とは無縁のダイエットがある!

このコツは、ダイエットにも当てはまります。

私たちはダイエットを始める際、綿密な食事制限を計画したり、厳しい運動プランを立てたりします。しかし、三日坊主で終わってしまい、早々とダイエットを諦める羽目になります。

そんな大きな一歩では、なかなかダイエットは成功しません。

私たちの意志の力はとても弱いので、負担が大きなことは続かないのです。

だから、ダイエットを成功させるには、意志の力を最小限で済むようにする工夫、つまり、なるべく「がまん」しなくて済む工夫が必要です。

そんな工夫の一つに、「後で食べよう」と考える、というものがあります。

甘いものを食べたいという衝動が訪れたとき、「甘いものはダメ」と歯を食いしばるのではなく、「後で」と一時的に先送りするわけです。

面白いことに、多くの人は時間が経つとその食欲を忘れてしまいます。

夜まで食欲が続く場合でも、「明日の朝食べよう」と自分に約束することで、その日は乗り越えることができます。

朝になり、まだ食べたければ約束通りに食べてもよいでしょう。

夕方や夜に食べるのに比べ、一日の始まりである朝に食べるとカロリーを消費しやすく、ストレスの軽減にもなるからです。

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