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Androidスマホに新搭載、生成AI「Gemini」の凄さ Googleアシスタントから切り替えられるように

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 12時10分

「OK、Google」などと呼びかけて起動できるのはこれまでと同じだが、生成AIのチャットボットという位置づけのため、その使い勝手は大きく異なる。ユーザーが与えた指示に対して、回答を生成するのがGeminiの得意分野。一例を挙げると、この記事の簡単な構成案も、Pixel 8のGeminiに作成してもらった(一部、事実関係がおかしい部分があったので手動で修正はしているが)。文脈をふまえた会話が可能なため、挙げられた回答に対してダメ出ししたり、方向性を導いたりすることも可能だ。

また、Geminiはマルチモーダル対応で、テキストや音声以外だと、画像を読み取ることも可能だ。スマホにはカメラで撮った写真がたくさん保存されていると思うが、それらの中身を分析し、説明してもらうといったことに使える。例えば料理を撮った写真をGeminiに見せ、材料や作り方を解説してもらうといったことも可能。スマホならではというわけではないが、スマホのほうがよりスムーズに尋ねることができる。

これまでのGoogleアシスタントと同様、音声以外で呼び出す操作にも対応している。人が多い公共の場所や、電車の中など、声を発しづらいところでは手動で呼び出し、キーボードで文字として質問を入力するといいだろう。Pixel 8の場合は、電源ボタンの長押しでGeminiが起動する。機種によって操作方法は異なり、Galaxy Z Fold5では、画面下の端から斜め上方向にスワイプすることで呼び出しが可能。電源ボタン(サイドボタン)のダブルクリックに割り当てることもできる。幅広い場面で使いたいときには、この操作を覚えておきたい。

メールの文案作成なども簡単にできる

Googleアシスタントのようにどの画面からも呼び出せるようになったことで、スマホで今見ているものの解釈の仕方などをGeminiに尋ねられるようになった。ブラウザー版でも、スクリーンショットをアップロードしたり、URLを張り付けたりすれば同様のことはできるが、より自然な流れでできるようなったと言えるだろう。例えば、本サイトで表示している記事やコラムを短くまとめて要約させるといったこともできる。

操作方法は簡単。例えば、東洋経済オンラインで筆者の、楽天ポイントについて書いた記事をブラウザーのChromeで表示していたとする。Pixel 8の場合、この状態で電源キーを長押しするとGeminiが立ち上がる。ブラウザーなどを開いた状態でGeminiを呼び出した場合、入力欄の上に、「この画面を追加」というボタンが表示されているため、ここをタップするとそのページのURLが追加される。あとは「この記事を簡単にわかるように要約して」などと話しかけたり、文字で入力したりすればいい。

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