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Androidスマホに新搭載、生成AI「Gemini」の凄さ Googleアシスタントから切り替えられるように

東洋経済オンライン / 2024年3月12日 12時10分

上記のような指示を出したところ、Geminiは以下のように記事の趣旨をザックリとまとめてくれた。

「この記事は、楽天ポイントプログラムのSPUの改訂に関するものです。プログラムの変更点とその理由について説明しています。一部のユーザーは、上限が下がる改訂に不満を持っています。しかし、楽天は、変更によりほとんどのユーザーが利益を得ると主張しています」

これだと本当にザックリとした内容と結論しかわからないので、もう少し詳しく知りたいときには、この回答に続けて「もう少し内容が具体的にわかるように」などと指示を出す必要がある。これを入力したところ、上限のポイント数や楽天側の狙いなどまで教えてくれた。ただし、細かな数字が間違っていたうえに、楽天モバイルのプレミアムプランという謎のプランが創作されてしまっていた。こうした間違いはあるため、過信は禁物。短くまとめるぶんにはいいが、長くしようとするとディテールを間違えることがある点には注意が必要だ。

また、Pixelシリーズのボイスレコーダーで録音し、自動で文字起こししたデータを基に、簡単な読み物風にまとめるといったことも可能だ。試しに参加した記者会見の録音を基に「記事風にまとめて」と指示を出してみたところ、それなりに中身がわかる文章ができあがった。細かい年数や数字は間違っているため、そのまま使うことはできないが、文字起こしをそのまま読み下していくよりポイントをつかみやすい。

ほかにも、メールを開いた状態でGeminiを呼び出し、打ち合わせの日程変更をお願いするメールを作ってもらったり、やんわりと依頼を断るような文章を考えてもらったりと、さまざまな用途に活躍する。ボタン一発でGeminiを呼び出せるようになったことで、その使い方が広がった印象だ。生成AIならではの間違いに気をつけつつ、スマホ上での作業を簡潔にするために活用してみたい。

家電を操作するときはGoogleアシスタントに戻す

Geminiに置き換わったとは言え、Googleアシスタントの機能も一部利用できる。より正確に言えば、一部のコマンドはGoogleアシスタントに引き継ぎ、操作を完了させている。例えば、Google Homeで電球をコントロールしている場合、Geminiに「照明を消して」などと命令すると、Googleアシスタントを呼び出した後、照明が消えることは確認している。テレビのオン・オフといった動作にも対応する。

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