1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

残念な社長が「残念な人」に大仕事を任せがちな訳 「社員を舐めている」から現場の説得に手を抜く

東洋経済オンライン / 2024年3月13日 11時0分

商売の鉄則として、顧客の満足(Customers’ Satisfaction:CS)を最優先すべきとされた時代が長く続きました。「お客様は神様」精神ですね。

しかしいまは、最初に自社の社員の満足(Employees’ Satisfaction:ES)があるべきだという考えが主流になりつつあります。

「CSよりES」。社員が不満たらたらな状況で顧客にすばらしい体験をしていただくなんて、とうてい無理な話だということです。

クライアントへの提案、説明、説得、そしてお願いも含めて、どれだけ時間と手間とコストをかけるかを考えてみてください。

クライアントを驚かせ、喜ばせ、ライバル社より当社を選んでいただくために、いったいどのくらいの分厚い準備を重ねるか、思い出してください。

それと同じように、いや、それよりも丁寧に、自社のメンバーに向き合うのです。

そう聞いて「笑わせるな、何のために毎月、安くない給料を払っていると思っているんだ」と感じてしまったら、あなたの「経営観」は相当大がかりなアップデートが必要です。

アプリを更新するだけでなく、OSから入れ替えないといけませんね。

この新しいOSは「人的資本経営」と呼ばれるようになっています。要するに、人材から見捨てられるような企業が、顧客に選ばれ続けて持続的に成長するなんてことは、金輪際あり得ないということです。

「自社の社員を説得するプロセスこそ、けっして時短してはいけない」

ちなみにこれは、ご家族に対するコミュニケーションにも、通じるものがあるかもしれません。

書籍『鬼時短』に掲載した【23の「やること」と58の「チェックポイント」リスト】はこちらからダウンロードできます

小柳 はじめ:Augmentation Bridge(AB社)代表、元電通「労働環境改革本部」室長

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください