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上司との会話、とにかく「言い訳しない」の必然 質問にはイエス・ノーで率直に答えればいい

東洋経済オンライン / 2024年3月13日 6時50分

Talk Straight=駆け引き抜きに、率直に、簡潔に、端的に話す

遅刻しても言い訳しない

ごくごく簡単な例で言うと、たとえば、待ち合わせに遅れているとき。「いまどこにいる?」と言われたとき、言い訳をしない。いまどこにいるのかと聞かれているのだから、現在地をまず答える。

「表参道駅、千代田線のホームです」

そのあとで、あと何分かかる見込みだとか、迷っているのでヘルプしてほしいとか、そういうことを付け加えるべきです。

寝坊したとか、トラブルがあったとか、そういうことを言うのは、現地に到着してミーティングなどすべてが終わってからにすべきでしょう。

わたしも、新人時代、実際にミーティングに寝坊して遅れたことがありました。電話があったとき、まだ寝ていたのです。

「いまどこにいる?」

「いま、家です。いま起きました。」

「ふざけんな!」

覚悟をしたのですが、次の言葉はあっけないものでした。

「クライアントとのミーティングに寝坊して登場するわけにはいかないから、こっち(客先)に来ないでオフィスに行け。言い訳はあとで聞く」

結局、ミーティングから戻ってきたマネジャーには「寝坊はするな」と、ひとこと言われただけで、クライアントとのミーティングで出た課題を渡され、次の作業の指示を受けて終わりました。

イエス・ノーがはっきりすると「なぜ?」へと進める
「なぜ?」へと進めれば、問題の所在がわかる

質問にストレートに答えると、自然とコミュニケーションが図られて、問題の所在がわかります。相手は、その先の「なぜ?」や「どうして?」を聞いてくるからです。

「分析はできたのか?」

「できていません」

「なぜできないのか?」

「想定した分析結果にはなりませんでした」

「どうして?」

この、相手の「なぜ?どうして?」に答えていくことによって、自然とコミュニケーションが図られて、問題の所在がわかるのです。

まず、質問に、イエスなりノーなりで端的に答える。
次に、追加の説明をしたり、相手の質問に答えていく。

「できていません」の結果だけ聞いていきなり激怒する人は少ないと思います。さすがに、その先の話も聞かなくては判断できない。だから、むしろ、イエス・ノーで端的に答えたほうが、怒られにくい。

「分析グラフができていないというけれど、何が問題なんだ?」

「はい、グラフ化しようとしても、データ自体に問題があって集計できるようになっていないんです。これをいま直しています」

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